D0e933bc 92e8 4276 93dd 026b6f59d0b7連載・コラム
2016年01月20日

連載:麻酔科医ひつじのワークとライフとその真ん中
ー第3回 麻酔科女医的乳がんトレンド実感と早期発見への提言 

関東圏の急性期病院で働く麻酔科医ひつじ先生が綴る麻酔科女医の日常。
仕事のこと、プライベートのこと、その真ん中のこと・・・忙しい日々の中で感じる麻酔科医のホンネを時に真面目に、時に赤裸々に、スパイスを効かせてお届けします!

日々麻酔をかけていていろいろ感じることがあります。たとえばわたしが研修医だった十数年前、乳がんの手術にいらっしゃる患者さんの年齢層はだいたい50歳代から60歳代だったように思います。40歳代の方が手術にいらっしゃると若いなと驚いていました。それが最近は40歳代ではそんなに驚かないくらいで、年齢層が若年層にシフトしているように感じています。20歳代の方の乳がんの闘病にまつわる映画などもありましたし、若いからといって無関心ではいられないなと思います。

やはり乳がんの場合は日々の触診が早期発見につながりますので、セルフチェックの方法などを分かりやすく紹介したポスターなどもありますよね。以前勤務していた病院では、女子トイレの個室のドア裏(座ったときに目の前にくる所)にそのポスターが貼ってあって、私自身すごく啓蒙されました(笑)。だからわたしも機会あるごとに啓蒙することにしています。特に若い先生は忙しくて自分のことを後回しにしがちですけど、患者さんに良質な医療を提供するには自分の健康もしっかり意識してほしい!だから麻酔科研修にくる研修医に指導します。

「君のその手で自分が愛する女性の乳がんを見つけるんだ!」
「ええっ?僕ですか?!」
「当然でしょ。だってそんなことで自分の妻や恋人を失いたくないでしょう?日々触診を欠かさず、ちょっとした変化にすぐ気づけるように念入りに触っておくんだよ。」
「は、はい(赤面)。」

乳腺外科の受診のきっかけが『夫がしこりに気づいて』という方がときどきいらっしゃいますよね。そういうのをみると夫婦の愛を感じて素晴らしいなぁと思ってしまいます。世の中で女性にも男性にも触診の重要性が浸透すれば、乳がんで悲しい思いをされる方が減ると思いませんか?ついでに夫婦喧嘩もへっちゃうかも?!

■プロフィール:ひつじ
関東圏の急性期病院で勤務する麻酔科医。卒後13年目の麻酔指導医、集中治療専門医として激務をこなす。一般職の夫と2頭のラブラドールレトリーバーという家族構成。家庭も仕事も両立できるのは、夫の深い理解のおかげと日々感謝。謙虚に仕事に取り組んでいるつもりなのに、何故だか
ドSキャラ。


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