9ebe8b9e 87e4 4e16 b6d9 48ebbf400096アンケート
2016年02月24日

「独房のよう」から「ホテル並みの設備」まで。
女医たちに聞いた、当直室にまつわる、
悲鳴や諦め、期待の声。

当直室といえば、汚い、狭い、プライベートなんてまるでナシの3拍子揃った、女医たちにとっては悲しい職場環境。深夜勤務で疲れた身体を休めるどころか、かえってストレスがたまるいっぽう……。そんな劣悪な当直室が多いなか、最近はビジネスホテル並みの設備の病院なども登場しているようです。そこで、joy.netパートナーの先生方にこれまで経験した当直室の実態について伺ってみました。

当直室のイメージといえば「とにかく不潔!」

女性医師に当直室についてアンケートをとったところ、圧倒的に多いのが「不潔」の声。医療の中核にいる現場として問題がないのか、首をかしげたくなるところです。

「当直環境が快適な病院には、これまであたったことがありません」(一般内科)

 

「どこも独房のようでした」(科目非公開)

 

「ベッドが固くて部屋が汚いのが当たり前」(一般内科)

多くは期待していないけれど
さすがにこれはヒドイ!!

研修時代から当直室の悲惨さを目の当たりにしている医師たちですが「さすがにこれはヒドイ」と絶叫したくなる実態の数々を公開。

「ある当直室はダニだらけで寝ると体が痒くなりました。しかもお風呂が壊れていて水が流れなかったり、シャワーの最中にお湯が止まったり……。ちょうどシャンプーしている時だったので、途方にくれました」(麻酔科)

 

「1部屋に2段ベッドが6つくらい押し込んである狭い部屋で、看護師と同室でした。常に誰かが出入りして物音が気になって眠れなかった」(精神科)

 

 「室内にホコリが蓄積されていて、くしゃみ、鼻汁が止まらなかった」(一般内科)

 

「救急病院の当直室は診察室のすぐ隣にあり、男女関係なく複数人とソファーで雑魚寝していました。まったく睡眠がとれなかった」(一般内科)

 

「ゴキブリが出てあせった」(一般内科)

 

「うちの当直室は1年に1回しか掃除をしていない状況」(外科)

 

まだまだ男社会。例のアレが置かれていることも。

 当直室が男女別になっていることは少なく、男性医師が寝ていたベッドを使わざるを得ないことが多いようです。もちろん女医への気遣いなんてゼロ。ホテルのように毎回シーツを替えてくれるはずもなく、過酷な環境で日々を送っている女性医師には頭が下がる思いです。

「男性医師が多く、エロ本がたくさん無造作に置いてありました」(耳鼻咽喉科)

 

「明らかに万年床で多くの男性医師たちが寝たベッドは湿気でマットレスがずっしりしていた。さすがに横になることができず。椅子に座ってDVDをみながら一晩徹夜した」(消化器内科)

 理想的な当直室は?と質問したところ、「日が入らないと時間の感覚がなくなるため、窓を取り付けてほしい」(科目非公開)「とにかく清潔にしてほしい。シャワーは当然付けるべき」(科目非公開)など、何ともハードルが低いリクエスト。それだけギリギリの環境ということが想像できます。「加湿器が欲しいなぁ。空調がガンガンきいて乾燥しているので」(内科)「インターネット環境は必須ですね」(内科)という、いまどき当たり前の環境が、もはや贅沢な要望とさえ思えてしまいます。

豪華な設備、魅力的な食事など
一歩先を行く至福の当直パターンも

 比較的新しい病院では当直室を整えて、医師が働きやすい環境を作っているようです。そこで、肝となるのが食事の充実度。当直がきつくても、ごはんがおいしければ、がんばれますよね~。

「指紋認証のある女性専用当直室で、ホテルの個室のような部屋。ベッド、シャワー、トイレ、机、ソファと椅子がありゆっくり過ごせた」(小児科)

 

「札幌のある病院は、ダイニングテーブル、応接セット、冷蔵庫、シンク、パソコンがあるリビングと、ベッドルーム、トイレ・シャワールームがあり、豪華な当直室でした。冷蔵庫にはお茶とジュースが入っておりフリーで飲めました。食事は病院食ではなく、旅館のような豪華さだった。例)夕食:野菜とえびのかきあげとなすのてんぷら、にらの卵とじ、ハンバーグ、サラダ、スープ、米飯、フルーツ、朝食;目玉焼き、サラダ、塩鮭、いくら、筍の煮物、肉団子、もずく、ご飯、味噌汁、コーヒー」(呼吸器科)

 

「カップラーメンやお菓子が食べ放題。検食のほかに、特別食(産後のお祝い食)を用意してくれたところもありました」(総合内科)

 

「産婦人科は、個人病院の場合、お食事が豪華なことが多いです。ある病院では3食すべて食べると約2600Kcal、それに3時のおやつのケーキや夜食までつくことがあります。行事食といって、暦に合わせたひまなつりの<ちらし寿司><ハマグリのお吸い物>なんてのは当たり前です」(産婦人科)

 

「部屋に小さいキッチン、冷蔵庫、テレビ、ユニットバス、トイレ、パソコン環境、電子カルテ用パソコン、30種類ぐらいのDVD、美容室なみの雑誌のラインナップ。そこで暮らせるぐらいの当直室があった」(一般内科) 

 当直室は少しずつ進化してはいますが、何よりもまず、女性専用の当直室を増やすことが最優先! 女性は体力面で男性にはかなわないところがあるので、安心して休養できる場所を作ってほしいものです。

joy.netではアンケートを実施し女性医師の生の声を募集しております。多くのエピソードを集め記事に反映したいと思っておりますので、パートナー登録をお待ちしております。


<関連記事>

女性医師たちの離婚パターン
彼女たちが考える理想の夫像とはーー

研修医時代のピンチ、怖かった出来事。 

 女性医師たちの生声で振り返る「嗚呼、研修医時代」 
 ――3日帰れなくて当たり前! 肉体疲労極まれり編