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2016年03月02日

女医たちの転職事情
転職活動をしたことある女医は6割近く!

ライフステージに応じて、求める働き方も変わってくるもの。 “キャリアの追求”と“生活の充実”、一見、二律背反な希望を叶えるために「転職」という選択肢が頭をよぎる女性医師の先生も多いのではないでしょうか。

とはいえ、なかなか同僚同士あけっぴろげに話題にできない「どう? 転職、考えてる?」問題。女医さんたちの転職率の実態とはどんなものなのでしょうか。joy.netパートナーの先生方に聞いてみました。

54.1%もの女医が転職を経験!

Q 転職活動をしたことはありますか?

 転職経験のある女性医師は、54.1%。転職活動はしたが、転職には至らなかったという人も含めると、実に57.4%もの女医に転職活動経験アリ。もはや、転職はかなり一般化してきたと言えるようです。

 では、転職活動をした女医たちはどのようにリサーチしていったのでしょうか。

Q どのように転職先を探しましたか?(複数回答)

自分で情報収集して探した 71.4%
伝手で探した 28.6%
人材紹介会社を利用 34.3%
その他   5.8%

伝手よりも、紹介会社を利用しての転職活動のほうが多いことに驚き! 2014年12月に日経メディカルOnlineで行われた「医師の転職体験に関するアンケート」でも、同様の質問に対して「知人からの紹介:29.1%」
「人材紹介会社:24.8%」との結果が。こうしてみると、人材紹介会社の利用は伝手での転職と同じくらいポピュラーなものとなってきているようです。

「自分で情報収集して探した」というある先生からは「転職サイトでひたすら情報収集。通勤圏内の病院のホームページをチェックし求人がないかを検索。求人をしていなくても、気になる病院には自ら連絡(産婦人科)」との声。自分で情報収集して、自分でアプローチして、スケジュール調整や勤務条件を交渉して……想像するだけで目がまわりそうです。ましてや、勤務中の忙しい身ならなおさら。ただでさえ体を休めたい自由時間にリサーチやら、調整やらと細々したアクションを起こすとなると、相当強い思いと情熱がなければ心がくじけてしまいそう…。そんな負担を減らすうえでも、伝手や紹介会社の利用は有効なのかもしれません。

とはいえ、伝手も紹介会社利用もメリットもあればデメリットもあるもの。実際に利用された先生の経験談を聞いてみました。

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伝手での転職は、勤務条件の調整がしづらい場合も!?

 伝手で転職先を決めたケース例

「上司の紹介(緩和ケア)」

「母校の教授に相談して、紹介してもらった(皮膚科)」

「友人の医師から『人手が足りないので、手伝ってほしい。』と誘われて、転職(神経内科)」

「お世話になった先輩からの引き合いがあった(内科)」

「開業医の父の紹介(皮膚科)」

「従弟の紹介(内科)」

 上司、教授、友人、先輩、家族、親戚……一口に伝手といっても、様々なケースでの紹介があるようです。「知り合いの紹介だから安心」という声も多い一方で、「知り合いの紹介だと仕事は見つかりやすいですが、業務内容や給与など細かい話がしにくいと思いました。(内分泌内科)」という声、「伝手だと、合わなくて退職する際が大変。紹介いただいた方の顔をつぶすことになってしまうので、なかなか言い出せず困りました(整形外科)」といった“知り合いだからこそ”のやりづらさを指摘する声も多数。

確かに、上司や先輩、親戚の顔をつぶすことになるかも……と思うと、条件交渉や退職の申し出に二の足を踏んでしまいそう。万が一、希望を通せたとしてもなんだかギクシャクしないか不安です。知り合いだからこそ、紹介される医療機関への信頼は担保されるものの、万が一の際に人間関係が足かせに
なってしまう――これは、なかなか避けづらいものなのかもしれません。
だって、つぶせないですもんね、上司や先輩の顔。

紹介会社は、担当者との相性が肝心!?

 人材紹介会社、エージェントを利用された先生からは、メリット・デメリット含め多くの声が寄せられました。

人材紹介会社利用のメリット

効率的なリサーチ

「希望に近い案件を探してくれるという点で働きながら転職活動をするのはとても楽でした。転職先の情報に関しては表面的なところしか分からないのはある程度いたしかたないのかもと初めから考えていたので特に後悔はしていません。知り合いからの紹介であると退職を希望した際に面子を気にして申し出るのも気を遣うところもあったのではと予想しています。(総合診療科)」

 

勤務条件調整がしやすい

「言うべきことを取り持ってくれてよかった(麻酔科)」

「面接に同行してくれて、細かな希望や条件をすり合わせてもらえた(消化器内科)」

 
入職後のミスマッチへの対応

「当初の勤務条件と、入職後の勤務内容が異なった際にも、紹介会社の担当者が間に入ってスムーズに交渉を進めてくれた。自分1人だったら、気後れして言い出せなかったかもしれない。(内科)」

 

人材紹介会社利用のデメリット

 

希望に沿わない大量の案件打診

「とにかく数打ちゃ当たるという考えの担当者で困った。希望に沿う、沿わないに限らず、毎日メール&電話での大量の案件が紹介される日々。効率的に情報収集したかったのに、逆効果だった(皮膚科)」


ゴリ押しされる危険性

「“あなたにはここしかありません”とか“あなたが探している条件にぴったり合う病院は探しても絶対にありません”とことあるごとに言われ、とにかく面接に行かせよう、成約させようという担当者で閉口した。(眼科)」

「担当の人が先走って、先方が私のようなタイプの医者をあまり望んでないのに面接にいかされ、交通費も時間も無駄になったうえ、面接でもかなり嫌な態度をされ不愉快だったことがある。(内科)」

 

その他
「仲介業者はアルバイトも含め複数社とやり取りしたことがあるが大手ほど仕事がしっかりしていて安心できる。聞いたことのない会社だと連絡が滞ったりして不安になることがある。(麻酔科)」

こうして見てみると、紹介会社の良し悪しは自分の担当コンサルタントの力量、相性によるところが大きいようです。もし、担当者に不満があったら担当者を変えてもらうといった交渉も手。そういった際の対応で、その会社のスタンスやコミュニケーションスタイルが見えてくるはずです。

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こんな転職探しも!

 自力、伝手、紹介会社。仕事探し三大ツール以外の方法で転職を決めた先生が使った方法とは…

「以前のバイト先の院長に直接連絡した。(内科)」

 アルバイト経験でお互いに状況を知っていたため、とてもスムーズに話を進めることができたとのこと。他にも、アルバイト先の院長から引き合いのあった先生の声は多数寄せられました。将来の常勤先を探すという意味合いで、アルバイトをするというのも有効なのかもしれません。スポットアルバイトで複数医療機関に勤務のうえ、合いそうな医療機関で定期非常勤――という感じで、ふるいにかけていくとスムーズかも!

「MRさんより、希望に合いそうな医療機関の紹介があった。(内科)」

「ドクターバンク(呼吸器内科)」

 確かに、様々な医療機関に足を運んでいるMRの情報網はあなどれないかも!? 県や医師会が行っているドクターバンクは、その都道府県によって充実度に違いがあるとか。希望するエリアのドクターバンクをご覧になって、情報やサポートが充実していそうなら、利用する価値は大きそうです。

 次回は、女医たちの「で、転職してどうだった?」を大調査。満足ポイントと後悔ポイント、転職活動へのアドバイスなどをご紹介してまいります。背中を押されるエピソード、二の足を踏んでしまうエピソード、ハッとさせられるアドバイスなど、リアルな声満載でお届け予定です。

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