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2016年03月11日

転職した女医に聞いてみた「で、転職してどうだった?」
良かったこと、後悔したこと、そして悟ったこと――

転職経験のある女性医師は、54.1%(前回記事「女医たちの転職事情」より)。転職もかなり一般化してきたと言える状況ではあるものの、やっぱり知りたいのは「で、転職してどうだった?」ということ。良かったことも、後悔したことも、悟った境地も“掛け値なしの本音”をご紹介します。

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転職で100%の問題解決はできない!?

現職での課題を解決するために決断する「転職」。でも、転職で叶えられることもあれば、予想外の課題に直面された先生もいるようで……

「転職して良かったのは、自分で納得するまで交渉できた点や、自分の譲れないところや重要視しているところを交渉できた点。後悔したのは、これまで公的病院だったのですが、私立病院になり、営業マン並みに売り上げ売り上げとお尻をたたかれる点(緩和ケア)」

数字の意識はもちろん必要といえども、度の過ぎた売上至上主義はゲンナリしてしまいますよね…

「良かった点は、大学の医局と違って自分がやっていけそうな小規模の病院を選べたことです。後悔した点は、東京に上京する際就職先を決めるのを急ぎ過ぎて、都会ならではの雰囲気や電車出勤の大変さを理解せず決めてしまった事です。(内科)」

こちらの先生からは、入職を決める前に通勤時間帯に通勤シミュレーションをすることが大切とのアドバイスもありました。確かに、都会の満員電車は殺人的。病院についたときには、精根尽き果てて…なんてこともあるかも!?

「見学だけでは分からない人間関係のトラブルや思いのほか多い残業など、入ってみないと分からないこともあった。(産婦人科)」

 

「採用面接の際に説明された業務内容と、実際の業務内容があまりにもかけ離れていた。当初はこちらも言われるがままにこなしていたが、こちらが断らないのを良いことに、どんどん想定外の仕事までお願いされて、精神的に追い詰められた。(消化器内科)」

人間関係トラブル、残業実態、契約との乖離――どれも「え!聞いてないよ」と言いたくなるものばかり。特に人間関係は、「入ってみないと分からない」ものであるとはいえ、そんな大バクチは打ちたくないもの。知り合いにウワサを聞いてみる。紹介会社を使っているのであれば、紹介会社の過去の取引履歴や情報網で実態を探るなど、面接の場以外での情報収集も欠かせません。

医師専門のキャリアコンサルタントとして10年以上の経験を持つエージェントの1人からは、「人間関係をつかむツールとして有効なのが、“院内見学”とその病院の“非常勤・スポット勤務医師からの評価”を知ること」とのアドバイスが。

「面接時の院内見学の際、医師のナースやコメディカルへの対応や反応に注目してみてください。院内の人間関係の良い職場は、院内見学の際にも“こちら●●科の見学にいらした●●先生”と医師からコメディカルに紹介があったり、すれ違うスタッフも気持ちの良い挨拶をしてくれるものです。医師とコメディカルの声かけはおろか、こちらに目もくれず淡々と業務に当たっているようなら危険信号。多忙でギスギスしているか、人間関係に火種を抱える職場である可能性が高いです」とのこと。また、意外なツールとなるのが、紹介会社に残っている非常勤やスポットでの勤務医師からの感想のストックだとか。「紹介会社には、非常勤やスポットで勤務した医師からのアンケート結果が蓄積されています。勤務内容に関わることはもちろん、勤務環境やスタッフについての感想も多く寄せられています。そういった医師からの生の評価は、人間関係をつかむうえで非常に参考になるわけです。非常勤やスポットなど臨時で勤務した医師にどう接するかで、その医療機関が新参者にどう対応するかというスタンスが見えますから」との談。紹介会社経由の応募の場合は、ぜひこの情報網を利用しない手はないですね。

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転職経験者に聞く
葛藤だらけの転職活動で求められるスタンスとは!?

転職で100%の問題解決ができるわけではない。とはいえ、転職後に大きな課題に直面してしまうのであれば転職する意味がない。あれもこれも要望を叶えようと“青い鳥”状態になっては永久に転職先は見つからないし、安易に転職を決めれば「こんなはずじゃなかった」となるのは必至。だからといって、現状維持はやっぱり嫌。転職活動とは、かくも矛盾だらけ。かくもアンビバレンス。はたして、どうやって折り合いをつけていくべきなのか……実際の転職経験者からのアドバイスをご紹介します。

「自分がどんな働き方をしたいのか、はっきりとビジョンを持っておくこと。100%の条件をのんでもらうことはなかなか難しく、自分が譲歩する場合にどこまで譲るのかを決めておくこと。(麻酔科)」

 

『譲れない条件が満たされないなら、現状に残る』という決意で探す。何となくなら、現状でも何となくで仕事はできるから。(泌尿器科)」

 

パラダイスはないと認識すること(放射線科)」

パラダイスはないけど、パラダイスに近づけていくことはできるか。叶えたい条件の精査と情報収集力で、“青い鳥”に陥ることなく納得できる転職を成功させたいですね!

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