46812dca 3ba6 42d6 bfc7 0eb26995e79b連載・コラム
2016年03月18日

【新連載】院長ママのパラレルな日々
 整形外科医/井上留美子

東京の整形外科医院で院長を務める井上留美子先生。院長として、整形外科医として、2人の男の子の母として、ヨガインストラクターの指導者として・・・いくつもの顔を自在に使い分ける”パラレルな日々”はまさにジェットコースター。刺激的でスリリングな日常を痛快なタッチでお届けします。

第一回  整形外科医で、開業医で、院長で、二児の母で
     ヨガインストラクターの指導もしております
     ・・・実は大学院進学も諦めていません!

こんな題名書くと、さぞかし志高く、頭の良いやり手の女医なのだろう…なんて思われるかもしれません(思われたい!)。でも、私の今があるのは、川の流れに身を任せ~的に生きてきたからなのです。女医にはありがちな医者家系で祖父と父が医師でその娘、よく言う三代目(病院をダメにするといわれる三代目)です。医学部に進学するか、ミュージカル女優になるかの涙の選択に迫られ(?)どっちもできそうだから・・・と医学部に進学したのです。しかも父の息のかかった大学ニ校しか進学はダメとか言われ、偏差値の低い方へ・・・。今となってはこれが私のjoy人生の始まりでした。

結局大学6年の時に父を肺癌で亡くし、大学の医局の先生方に父の病院を助けてもらうことになり、恩を感じて母校の整形外科学教室へ就職したのです。すったもんだはたくさんありましたが、父が他界したことで私の人生は急変し、私も常識的な人間になり、自分の人生の流れに逆らうのをやめた結果、院長を継いでいるわけです。父に『母をよろしく』と手紙を残され、自分の気持ちと折り合いをつけながらなんとかかんとか家族と職員のために院長職を全うし、気が付いたら20年。お・つ・ぼ・ね・状態

子供たちはというと、産み分けまで考えた女の子は産まれずに男子二人(女の子が生まれるゼリーまで買ったのに使う間もなく・・・)。この子たちが手を振り払って走り出していくタイプの男の子ではなく、私の手を握り不安いっぱいに外の世界を観察する子たちだったので、ドタバタ劇の子育ては免れました。それでも、私の身体は年を取るわけなので、次男を産んだ後は、骨折もしたし、産後二年間は足のしびれや腰痛に悩まされました。ここでまた病気でない腰痛・・・を知ったわけです。

お陰様で長男は中学に進学し、私と海外ドラマを夜な夜な見てくれる親友状態になってくれました。日々部活に明け暮れ、私はこの子たちのために整形外科医になったんだ!と確信するぐらい、まあ怪我をする・・・。本当に子育ては、あらゆる面で勉強になります。
     
日々、今日のことしかわからない状態で生活をしていたら、ある時からやりたい事の段取りを考えているとやっぱり無理か~と思ってしまうので、段取りを考える前に行動を起こしちゃえ!的な考え方に変わってきました。

果たして、私は10代のころの私がなりたい40代になっているのかなあ?ギラギラしているのかなあ?人生、明日死んだら後悔残らないかなあ・・・という思いから、40歳過ぎからパワー全開になってきました。

さあ~、joyとしても人間としても、私のセカンドステージの始まりだぜいい!という感じ・・・(笑)。

井上留美子 (いのうえるみこ)

1971年東京生まれ、東京育ち。聖マリアンナ医科大学卒業・研修。整形外科学教室入局。長男出産をきっかけに父のクリニックの院長となる。日本整形外科学会整形外科認定医、リハビリ認定医、リウマチ認定医、スポーツ認定医。自分の健康法である笑うことをモットーに予防医学としてのヨガに着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論などを教えている。シニアヨガプログラムも作成し、自身のクリニックと都内整形外科クリニックでヨガ教室を行っている。現在は二人の子育てをしながら自身のクリニックにて業務を行っている。


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