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2016年05月02日

心拍数が上がる「ミステリー」が人気!
実用本から漫画まで、女医がはまった本を一挙公開。

医学書をさらりと読みこなし、知識意欲が高い女医たちは、日々どんな本を読んでいるのでしょうか。joy.netパートナーの先生方に心を打った本について聞いてみました。恐怖で汗がにじむミステリー、リケジョ視点の子育て本、婚活教本になる漫画など、幅広い分野がリストアップ。その中から厳選した22冊を紹介します。ゴールデンウィークは女医セレクトの一冊で心を潤しませんか?

質問:どんな本をよく読みますか?

joy.netパートナーの先生に“好きな本のジャンル”について聞いてみました。1位はミステリー。2位以降は専門書、実用書と想定通りの勉強本が続きますが、5位には意外にも漫画がランクイン。マジメな女医の先生も結構マンガ好きなんですね、と親近感が沸きます。

Q よく読む本のジャンルを教えてください。

位 ミステリー

2位 専門書

3位 実用書

4位 ノンフィクション

5位 漫画

               ※joy.net調べ

得も知れぬ恐怖が忍び寄るミステリー。

「リラックスするにはもってこい」(小児科)と、ミステリー小説に夢中になる先生は多いようです。臓器移植や睡眠がテーマ、産婦人科が舞台など、やはり医療と関係する作品をつい選んでしまうんですね。

『人魚の眠る家』東野圭吾著(幻冬舎)


<内容>

 娘の小学校受験が終わったら離婚すると決めた仮面夫婦。面接試験の予行演習直前に娘がプールで溺れ、残酷な現実を突きつけられる。

 

「臓器移植をテーマにした内容で考えさせられた」(科目非公開)

 

『不眠症』スティーヴンキング著(文春文庫)

「“睡眠時間が減っていく”という状況は、私にも経験があるので感情移入しやすく、そこから始まる恐怖に引き込まれました」(小児科)

 

『デザイナーベイビー』岡井崇(ハヤカワ文庫JA)

「産婦人科関係の本なので興味があり読んでみた。内容がリアルでおもしろかったです」(産婦人科)

 膨大に読む専門書。たまには軽さも織り交ぜて。

一生勉強し続けるのが医師の宿命。「家事と仕事が忙しくて医学書以外読む余裕がない」(内科)と、寝る間を惜しんで切磋琢磨をされている先生方には頭が下がります。ときには漫画タッチのゆる系専門書で息抜きを。

『援助者の援助―支持的スーパービジョンの理論と実際スタッフケアの大切さとそのやり方について』村田久行著(川島書店)

「実際の会話記録を引用しながら解説してあります。緩和ケア病棟はスタッフも精神的負担がかかりやすいため、スタッフケアは重要であり、大きなヒントになりました」(緩和ケア)。

 

 ■『ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書』矢野邦夫(メディカ出版)

<内容>

感染症専門医である矢野先生の「ねころんでも読める」シリーズ。医学書でありながら、イラスト付きで分かりやすく楽しみながら学べる本。

 

「漫画の解説が頭にすっと入ってきて読みやすく勉強になった」(眼科)

子育て、結婚、生き方のヒントになる実用書。

結婚、子育てなどのライフイベントに対しても全力投球の女医たち。不安や疑問は良書からヒントを得て前進する姿がたくましい!

~子育て・健康~

『アトピー、アレルギーに負けないからだ作り 子どもを強くする麴のごはん』伏木暢顕著(宝島社)
「保育園からのお迎えコールがこないか冷や冷やする毎日、この本を見て日々の食事から病気になりにくい子供の体が作れたらいいなと思った」(内分泌科)

 

『親子で楽しむ 頭がいい子の図鑑の読み方 使い方』親野 智可等著(あさ出版)
「3歳前の息子でも興味を持ちそうな図鑑がたくさんあることを、この本を手に取らなければ分からなかったかも。わりと当たり前のことが書かれていますが、子供は絵を見ているだけで夢中になり、大人も楽しめる一冊」(放射線科)

 

『反省させると犯罪者になります』岡本茂樹(新潮社

<内容>
臨床教育学者である著者が犯罪者の更生についての研究結果をもとに書いた一冊。「累犯者は反省がうまい」などの実例をもとに子供のしつけのヒントを導く。


「子供のしつけについて違った捉え方ができて、再考できた」(放射線科)

 

『女性のための自分で選べる漢方の本』大澤稔著(PHP研究所
「外来時の机に常に置いて、見ながら処方しています。チャート式なので分かりやすくて実用的」(内分泌科)

 ~結婚~

『恋愛氷河期』勝部元気著(扶桑社)

<内容>

恋愛、婚活の悩みの9割が「女性個人が悪いのではなく社会が悪い」と著者は断言。社会のプレッシャーやダメ男に惑わされない、新感覚の恋愛リテラシーが学べる。

 

 「これまでの結婚に対する概念が変わり、気持ちがラクになった」(科目非公開)

 

■ 『ぜったい離婚!から素敵な夫婦三昧―妻と夫のカウンセリング』金盛 浦子著(佼成出版社)

「仕事を支えてくれる夫への感謝の気持ちを再確認させられた」(総合内科)

~生き方~

『ひとりぼっちを笑うな』蛭子能収(KADOKAWA/角川書店)

<内容>

漫画家タレントのえびすさんのエッセイ。友達だって少ないかもしれないけど、それが悪いことではない―。彼らしい内向的な幸福論に肩の力が抜けていく。

 

 「それまで感じていた“ひとりは寂しい”という常識を覆してくれ、元気をもらった」(科目非公開)

 

『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子著(幻冬舎)
「日々の忙しさからすさんだ心にしみこむような言葉が多い。改めて読んでみると日頃忘れてしまっていることに気づかされる」(内科)

歴史、社会の真実が見えるノンフィクション系小説。

 常に真実を求めたくなるのが医師の性なのでしょうか。歴史、経済、社会情勢など、ドキュメンタリータッチの小説がよく読まれていました。

~歴史・経済もの~ 

『破船』吉村昭著(新潮社)『漂流』吉村昭著(新潮社)

 

<内容>

綿密なデータ収集と資料に基づいて書かれた記録小説。『破船』は船の積み荷を奪い取る、能登半島で実際にあった慣習“お船様”が題材。『漂流』は無人島に漂流し12年間の苦闘の末、生還した男の話。江戸期の史料をもとに執筆され映画化にもなった。


「いずれも真実をベースとした壮絶な話。医学的にも興味深い」(内科)

 

 ■『帰蝶』諸田玲子著(PHP研究所)
「正妻・帰蝶の目線で描かれた織田信長の姿が新鮮」(皮膚科)

 

『グリード』真山仁著(講談社)
「リーマンショック前後がドラマチックに書かれて読み応えあります。お気に入りの作家さんです」(内科)

~その他~

『風が強く吹いている』三浦しおん著(新潮社)
「突然箱根駅伝を目指すことになるぼろアパート住民10人の、汗と涙と笑いの物語です。これは本当におもしろい!! 心しぼんでいるときに読むと、活力が呼び起こされます。この本に感化されて走ってみましたが、翌日筋肉痛に襲われて現実にもどりました」(内科)

 

『御不浄バトル』羽田圭介著(集英社)

<内容>

芥川賞作家の羽田圭介作品。主人公はブラック企業に勤める若きサラリーマン。退職を決意し会社が手を染めている詐欺の証拠集めに奔走する。タイトルは主人公の日課である朝の公衆便所の個室争奪戦から。


「男性のトイレ事情を知るには参考になったが、理解はできなかった(笑)」(泌尿器科)

 

 気分転換にぴったりの漫画・絵本。

ビジュアルで頭と心を柔らかくしてくれるのが漫画や絵本。話題の育児漫画をいち早く読破するなど、常にアンテナを張りトレンドをキャッチする豊かな感性に脱帽。

~漫画~

『たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~』ナナイロペリカン著( マイナビ)


<内容>

人気育児ブログをまとめたコミックエッセイ。初めてのおっぱい、寝かしつけ、おむつ替えなどを実況中継。子育てに疲れたママにおすすめの笑いあり、涙ありの物語。

 

「ナナイロペリカンさんの漫画は育児と仕事の合間を縫ってパッと読めるのがいいです」(麻酔科)

 

『東京タラレバ娘』東村アキコ(講談社)
「年齢的なことや環境的なことについて、あえて突っ込みを入れており、自分の痛々しい現状と重ねてしまう」(科目非公開)

 

『Bread&Butter』芦原妃名子著(集英社)
「自分自身の結婚に対する考えが変わった。何のために結婚したいのかという疑問に答えが出た」(総合診療科) 

~絵本~

『だんろの前で』鈴木まもる著(教育画劇)

<内容>

『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞した鈴木まもる作品。仲間の大切さを知る物語。

 

「子供の絵本なのに奥深い。読むと気持ちがすっとします」(科目非公開)

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