46812dca 3ba6 42d6 bfc7 0eb26995e79b連載・コラム
2016年06月08日

院長ママのパラレルな日々
第5回 女医友いますか?

東京の整形外科医院で院長を務める井上留美子先生。院長として、整形外科医として、2人の男の子の母として、ヨガインストラクターの指導者として・・・いくつもの顔を自在に使い分ける”パラレルな日々”はまさにジェットコースター。刺激的でスリリングな日常を痛快なタッチでお届けします。

第5回 女医友いますか?

こんな仕事をしていると、同業者はホッとするものです。世の中の皆が思うほどお金もないし、派手な生活もしておらず、日常生活では常に『死』を意識して仕事をしています。このストレスは経験者しかわからない・・・と自負しています。

私はママ友も多く、とても楽しくやっておりますが、やはりママ友でも同業者だと、初対面から仲良くなってしまったりもします。「どこの大学~?」なんて話はこそっと二人でしたりして。狭い世界での知り合いつながりを見つけて、親しくなった気になるわけです。

大学時代の同僚はなんといっても社会に出た後は頼りになります。多科にわたるし、えらくなっている人もいたりして・・・
とくに女医仲間には波乱万丈、楽しい人がたくさんいます。自分だけが苦労しているわけではないと再確認させてくれる存在です。joy仲間とのぶっちゃけトークもおなかがよじれるほど面白い! 皆、真剣ににじたばたしています(笑)。

あるjoyは、結婚と同時に大学病院だけでなく医者もやめ、ご主人について渡米。現地で寿司屋をやっていたご主人のお店を手伝いながら子育てをし、その後帰国。先日開業してしまったというパワフルっぷり。外来診療はあたり前のようにジーンズ姿。

はたまた、バッリバリの小児科医で日本だけでは満足できず、シンガポールの病院で小児科医としてこれまたバリバリ働き、帰国後は湘南でサーフィンをしながら地域医療に奮闘。そろそろ、海外勤務を再度企んでいるjoy。この女医は充電と称してハワイにサーフィンをやりに行ったり急遽ヨーロッパに飛んで行ったりしていて、私なんかは憧れてしまう存在。パッと『今飛行場のラウンジ』とかいう一言をSNSにあげたりするのです。

はたまた、バッリバリの産婦人科医で、自身は39歳で結婚後、ブワーっと出産し45歳現在、三人男子の(しかも幼稚園生)の子育てをしながら仕事復活を遂げているjoy。これまた熱いjoyで、虐待してしまう親を助けたい・・・と現在、何かしら一生懸命動いている模様。

もちろん、こんな個性的な女医ばかりではなく、淡々と開業して地域医療に励んでいるものもいれば、産業医となってゆったりとした生活を送っている人もいます。すべては自分の選択で今ここにいるわけですが、隣の芝が青いのは皆お互いさまで、時々会っては刺激しあって、家族の話、仕事の話、未来の話、そして美容の話をするのです。

ある患者さんから以前言われた言葉で今も私の心に残っている言葉がります。

『先生、80歳にもなると、必要なのは学歴より友達よ』

女医が頑張って日々戦うためには、同調できる同志が必要です。日々のストレスは溜めることはなく、口に出して愚痴る!これは私には必須です!

井上留美子 (いのうえるみこ)

1971年東京生まれ、東京育ち。聖マリアンナ医科大学卒業・研修。整形外科学教室入局。長男出産をきっかけに父のクリニックの院長となる。日本整形外科学会整形外科認定医、リハビリ認定医、リウマチ認定医、スポーツ認定医。自分の健康法である笑うことをモットーに予防医学としてのヨガに着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論などを教えている。シニアヨガプログラムも作成し、自身のクリニックと都内整形外科クリニックでヨガ教室を行っている。現在は二人の子育てをしながら自身のクリニックにて業務を行っている。


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