
【新連載】のうげかなう。joy.net支店
脳外科医♂の女性医師観察記+α
第1回 女性脳神経外科医はストイック!
脳外科医♂の女性医師観察記+α
第1回 女性脳神経外科医はストイック!
joy.net初! 男性医師による新連載スタートです。脳神経外科医の日常を4コママンガで描いたブログ「のうげかなう。」の作者・赤木継Drが、男性医師から見た女性医師の姿や、男性医師の家事・育児事情を綴ります。女性医師自身が気付いていなかった”女医の姿”も見えてくるかも!?
第1回 女性脳神経外科医はストイック!
初めまして。赤木 継と申します。
脳神経外科医として働きつつ、その中で見聞きしたエピソードを基に4コマ漫画を描いております。こちらでは男性脳外科医という立場から見た女性医師や家庭生活・育児に関する様々なテーマを描かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願い致します。
第1回は私の先輩のとある女性脳神経外科医をモデルにしたエピソードです。
私が所属している某大学の医局では、巷でよく言われるような女性医師への差別的待遇はありません。手術症例の割当てや医局人事などに関して性別による偏りはなく、出産前後の人事についても女性医師の希望に応じた調整がなされています。男女問わず全員の待遇を完璧に平等にするのは当然不可能でしょうが、まあ平等といっていいレベルだと思います。
しかし脳神経外科は女性医師が極端に少ない診療科ですので、女性医師が入局してきたり女性研修医が回ってきたりすれば当然チヤホヤされます。下心の有無を問わず若い女性には何となくテンションが上がるのがオトコの性です(私も含め)。だからといって露骨なえこひいきをする上級医はほとんどいませんが、表面上のチヤホヤされているような雰囲気のせいで「アイツは女を使って優遇されやがって」といったやっかみが生じる事があります。
そもそも女性脳神経外科医は男性以上にストイックに頑張る人ばかりですので、仕事ぶりなどをもって純粋に高く評価されているケースが多いかと思われます。しかし自分の努力によって積み上げた業績も、「女性」という要素によって同年代の医師からは偏った目で見られる事があるようです。
■作者:赤木 継
某大学病院に勤務する脳神経外科医。2児の父。ブログ「のうげかなう。」にて、4コマ漫画とエッセイで脳神経外科医の日常を綴っている。