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2016年06月29日

子供が急病なのに
オペで帰れない……。
育児中の女医たちの悩み、涙の声。

joy.net読者のなかでもとくに関心が高い「仕事と育児の両立」の悩み。 joy.netパートナーの先生方が今まさに直面している問題についてうかがってみました。苦しみの深淵にいる女医に光を与える、先輩ママドクターたちのアドバイスも必見です。

勤務中の授乳、子供の突然の高熱……。
予測がつかない悩み、トラブル集。

計算通りに行かないのが育児の難しいところ。授乳のタイミング、子供の突然の発熱など、次から次へと襲いかかるトラブルにパニックになることも。新米ママたちはどう乗り切ったのでしょうか。

~出産前後~

初めての育児、子育てと両立しながらの職場復帰など、環境の変化に適応していくのは、思っている以上に負担がかかります。とくに出産前後は体も心もセンスティブになるもの。普段以上に気に病んでしまうことが多いようです。

 

 「子供が4か月のときに月3回の非常勤勤務を開始。もともと出産前から予定していたが、その時点では、授乳のことはまったくイメージがわいていなかったので、月数回の勤務は余裕だと考えていた。が、実際始めると勤務中のおっぱいをどうするかに困った。娘はかたくなにミルクを拒否し、乳児保育になれた保育士の方が工夫してもミルクを飲まず、結局7時間ぐらい絶飲食になってしまった。自分も搾乳がうまくできないうえに、搾乳の時間もとれず、毎回のように乳腺炎になりかけた。離乳食が軌道に乗るまでは、娘を絶飲食にしてしまっていることが虐待のように思えて胸がいたんだ」(小児科)

 

「初めて妊娠+出産したときはオペができずに悔しい思いをしました。産後は当直なし、時間外なしを快く許可していただき復職したものの、同僚の先生方に負担をかけていることが申し訳なく、正直肩身が狭かった。結局、居たたまれなくて病院を変わりまた」(整形外科)

~病気のとき~

最も多く寄せられた悩みが子供の病気に関すること。勤務中に急変の連絡が入ったり、自宅で看病中に病院から呼び出しがあったりと、さまざまなピンチに直面する姿がありました。

「自宅で子供が発熱しているときに病棟に呼ばれ、文字通り背負って病院に行き、ナースステーションで泣き叫ぶ子供を尻目に家族説明をしたことがありました」(精神科)

 

「嘔吐が止まらない息子をタクシーに乗せて外勤に同行させなくてはいけなかったとき“私、何やってるんだろう”と思い働き方に悩んだ」(小児科)

 

「祖母に預けた息子が胃腸炎でケイレンを来すくらいの脱水症状でぐったりだったとき。“病気のときくらいは何があってもそばにいよう”と救急にかかりながら切実に感じた」(麻酔科)

 

「第一子が重篤な腎臓病になって8ヶ月の入院生活とその後の療養が必要だったとき。人生初のどん底にいた」(乳腺外科)

~その他~

「あのときは大変だったね」といつか笑って過ごせる日のために、今を精一杯生きるママドクターたち。

「夫は育児に協力的であったが子供が小さいうちは“ママじゃないとイヤ”なことが多く夫も子供もかわいそうだった」(消化器外科)

 

第二子切迫流産中の第一子との生活はキツかったです」(麻酔科)

 

「仕事に出るとき、子供が裸足で泣きながら車を追いかけてきたときは心が折れそうだった」(救急)

 

育児を通じて見えることがある。
嵐のような日々のなか、感動、感謝したこと

 心身ともに疲れ果ててもがんばれるのは、かけがえのない愛すべき我が子の存在があるから。育児を通じて学んだこと、うれしかったことを集めました。

「子供の成長は励みになる。辛いときにハグすると癒される」(内科)

 

「手術が長引いて時間に保育園の迎えに行けなくなったときに、意外に夫(医師ではない)が文句も言わずに迎えに行ってくれた。頼んでみるものだ、とありがたく思った」(泌尿器科)

 

「子供を持ってみて、患児の親の気持ちにより添えるようになった」(耳鼻咽喉科)

「仕事は絶対に手放さないこと」「ひとりで抱え込まない」など
先輩ママたちからの実感こもったアドバイス

産むタイミングはいつがベスト?、産後のキャリアはどうなる?など、漠然とした不安がつきまとう子育て突入前の女医たち。先輩ママドクターたちの力強いアドバイスを参考にしてみてください。

 

「子供は授かりものだと思います。この分野の話をするとキャリアアップの話が先行してしまいますが、どのようなタイミングで授かっても何とかなるものです。たとえ一時的に仕事から離れることがあってもリカバリーがきくことが多いです。子供との時間、子供を育てる時間、それによって自分を育てられる時間は、その期間しかありません。キャリアアップについては、常にさまざまな可能性を頭におきながら、選択肢をよりたくさん考えていくとよいと思います。ときに妥協も必要ですが、周りとの調和を考えながら進むと必ず道は開けます」(泌尿器科)

 

間違いなく大変になると思いますし、仕事も育児も中途半端になってしまう、という焦りの気持ちは出てくると思います。ですが、仕事は育児の、育児は仕事の気分転換になるといういい面もあると思います。また子供がいることで、自分も人間的に成長できるし、時間がない分、集中力が高まり仕事も勉強もはかどると思います。ママドクターはまだまだ弱者の立場であることが多いですが、みんなで一緒にがんばりましょう!!」(放射線科)

 

「子供を持ちたいなら、やはり出産は早めのほうがいいのではないかと思います。キャリアを考えるとどうしても30歳は過ぎてしまいますが、育児は体力勝負です! 当直よりしんどいです(笑)。私の実体験でいえることは、信念はそのときどきで変わる!ということ。“私はこんな人生設計を描いている”思っていても、結婚し子供が生まれると自分の価値観が変わります。そして、そのときに一番いいと思う道を選べばいいので、あまり自分の価値に固着しないことが大切だと思います」(整形外科)

 

「私は子供が生まれて、価値観が180度変わりました。生まれるまでは仕事のことが95%でしたけど、今は仕事が二の次になり、家庭が大切と思うようになりました。私のように価値観が大きく変わることは、周囲の女医仲間を見てもよくあること。出産前からがちがちに出産後の働き方を決めないほうがいいかもしれないです」(小児科)

見えない未来を憂うよりも、目の前のことをひとつひとつクリアしていくことが大切、というアドバイスが印象的です。「仕事は細く長く続け他人の言葉に動じない強い心を持つこと」(小児科)という力強い言葉に勇気をもらう方も多いのではないでしょうか。

 

 「使えるサービスは全部使いましょう。子育てしてないドクターに何を言われても気にせずに、ある程度割りきりは必要。とにかく仕事を一生懸命やれば、見てくれてる人は必ずいるから」(小児科)

 

胸襟を開いて上司と働き方を相談するむやみにやりたいことをあきらめない。勤務先以外の人脈を広く持ち、若いうちにメンターに出会うこと」(消化器外科)

 

夫の教育が一番大事!」(麻酔科)

 

ひとりでがんばりすぎず、いろいろな人の手を借りること。子供が小さいうちは睡眠時間を十分に取れるように、帰宅時間を配慮してもらいましょう。そのとき、どんな些細なサポートでもしてもらったら感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。子育てが終わったら次の世代に同じようにしてあげ助け合える環境になればいいと思います」(泌尿器科)

 

「子供も10年たつと思春期に入りだし親とのかかわりを嫌がり始めます。それまでの10年間、何とかがんばって細々とでも医療現場から離れず続けてほしい」(眼科)

厳しい医師の世界で生きてきたがんばり屋の女医たちは、育児も仕事もすべてをひとりで抱え込む傾向にあるようです。周囲に力を借りながら、肩の力を抜くことが大切なんですね。「自分でやりたいこと(子供の食事の準備とか)の優先順位をつけ、他の人で対応できることはアウトソーシング!(家事代行など)」(乳腺外科)といった割り切りも必要です。

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