83ff63b4 dd52 4c56 91d3 511d0182e08f連載・コラム
2016年07月22日

連載マンガ:のうげかなう。joy.net支店
第2回 美人女医に思いを馳せれば・・・

男社会の脳外科で話題にのぼるのは、やっぱりキレイな女性医師について。男性医師たちの心を鷲掴みにする美人女医さんたちの姿を赤木先生が考察します!

第2回 美人女医に思いを馳せれば…

 

 私の所属している脳外科では普段だいたいこんな感じで下世話な話ばかりしています。キレイな先生や看護師さんが来ると男子高ばりに盛り上がりますし、ここでは書けないようなエグい話もよくしています。脳外科は基本的に男所帯で、男子高出身者や体育会系の人が多いからかもしれません。ウチの脳外科はもっと高尚だ!という先生がいたら申し訳ありません。

 そんな野郎どもの低俗なトークでしばしば話題に上るのが、「皮膚科や形成外科の女性医師にはキレイな先生が多い」という話です。顔の造りがどうとかではなく、肌がキレイで化粧ばっちり、髪は染めててツヤツヤでゆるふわっと巻いていて、何かいい匂いがする、みたいなイメージです。統計をとった訳ではないのであくまで漠然としたイメージに過ぎませんが、私が回ってきたいくつかの病院でもそういう傾向にありました。

 こういう話をしていると、「ヒマな科はいいよな~」という声が上がることがあります。たしかに中には暇を持て余して自分磨きに没頭している先生もいるのかもしれませんが、私がこれまで見てきた先生は違った印象でした。

 私が回ってきたのは中~大規模の急性期病院ばかりでしたので、皮膚科の先生も死ぬほど忙しそうでした。外来日は100人前後の患者を捌き(外来手術含む)、手術日には連続して数件の手術に入り、それらの合間に褥瘡回診や他科からのコンサルトで病院中を回り、病棟ではStevens - Johnson症候群や熱傷などの重症の患者も診るといった具合で、めまぐるしい雰囲気でした。多くの先生が毎日夜遅くまで働いていました。

 そういった忙しさにも関わらず毎日きちんと身綺麗にしているわけですから、「暇だからキレイ」という認識は正しいとは思えません。診療科の特性上「美」に対する意識が高く、どんな時でも身だしなみは手抜きしないというのが本当のところなのではないでしょうか。

 私は仕事中いそがしさを口実に身だしなみをいいかげんにしているので、激務でも「やつれてる感」を出さない先生方をみると、尊敬すると同時に少し後ろめたい気分になります。

■作者:赤木 継
某大学病院に勤務する脳神経外科医。2児の父。ライブドアブログ「のうげかなう。」にて、4コマ漫画とエッセイで脳神経外科医の日常を綴っている。


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