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2016年09月12日

女医の育児――その辛さと喜びって?
涙も悔しさも、いつか報われる日がくると思えるエピソードたち

今さら言うまでもなく、仕事と育児との両立は波乱万丈。患者さんの命を預かる女医たちにとって、その苦労は「女医ならでは」な点も多々。joy.net編集部に最近寄せられた「女性医師アンケート」の中から、その苦労とそれを帳消しにするような喜びの声をお届けします。

続々集まる女医の悲鳴たち
育児との両立で辛かったことが身につまされる

子どもが小さかったころもオンコールはしょっちゅう。息子は「電話の呼び出し音」に過敏になり、いたたまれなかった。(消化器外科)

 

父の急死で、実家の診療所を5年間していたが、母も精神的にバランスを崩し、辛く当たられた。娘は幼稚園に通っていたが、母の協力は得られなかったので、ベビーシッターを頼んでいた。シッター代が莫大だった。主人も結婚以来、病気療養で育児協力は得られず、何でも自分がしないと物事が進まないことが大変だった。(内科)

 

主人もいない日の夜に限って病棟から呼び出し。寝ている子どもを車に乗せて病院まで連れて行った。「私は何をやっているんだろう」と途方に暮れた。(呼吸器内科)

 

育休復帰直後、当直免除していただいていた。助けてもらったり、理解くださる上司もいらっしゃったが、同僚医師から嫌味を言われるのが辛かった。でも、もっと辛いのは露骨に無視をされたり、帰り間際、隣でため息をつかれることだった。でも、今考えれば私自身も感謝の表現が足りなかったのかな。(小児科)


だからワーママは辞められない!?
苦労も一瞬にして吹き飛ばす嬉しいエピソードたち

育休から復帰して専門医試験の勉強もしていた時期、子供が描いたママの似顔絵をポケットに忍ばせて仕事をしていました。出勤前の慌ただしい時間にご飯をこぼしたりお漏らしされたり登園をイヤイヤされると辛かったですが、それでも子供・家族のために仕事を頑張れました。(皮膚科)

 

一番うれしかったのは非常勤から常勤になり1年くらいたったころ、上司に「君の貢献は一番評価している」と言われたこと。大変でも続けてよかった。(麻酔科)

 

共働きだとどうしても余裕がなくて子どもにも「早くしなさい」「いいかげんにしなさい」と怒ってばかり。タイムスケジュールのうまくできない自分が悪いのに、子どもに当たる自分に自己嫌悪で「私ってこんなにダメだったっけ?」と落ち込むことばかりです。それなのに、娘は私が大好き。ある日、保育園にお迎えにいった際に「はい」と渡してくれたお絵かきは「おかあさん、だいすき」と私が笑っている顔。嬉しいなあと思う反面、「怒ってる顔じゃなくてよかった」と胸をなでおろすあたり、やっぱり私は見栄っ張りなのか…(内科)

 

子どもが情緒不安定なときにもゆっくり時間を割くことが出来ず「早くして!」ばかり言う。子どもの心に寄り添うことが大切と言われても、ある程度の時間は捻出できても、子どもが満足するまでの時間を作ることは難しい。最近子どもに「おかあさん、お仕事がんばってて偉いね」と言われる。うれしい反面、そんなにしんどそうにしてるのかな?気を遣わせてるのかな?と心配になる。(放射線科)

 

小さなころから朝から夜遅くまで保育園、シッターさんにお世話になりっぱなし。「こんな思いをさせてまで働く意味って?」と考えてばかりだったが、「ママみたいなお医者さんになりたい」と言ってくれ、医学部入学。背中を見てくれたのかな…と嬉しいようなこそばゆいような気持ちです。(内科)


こんな嬉しい瞬間がいつか訪れる――そう思うと、目の前の苦労も少し違った色で見えてくる。仕事と生活と子育てと……様々な顔で土俵際ギリギリな毎日を乗り越えられている先生方の息抜きの場、エナジーチャージの場となれるよう、joy.netも尽力してまいります!
先生方の邁進の日々についても是非「女性医師のワークライフアンケート」よりお寄せいただけますと幸いです。

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