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2015年07月22日

おしゃれな白衣で医師の気持ちの高揚に貢献したい。
「白衣」から毎日を変える、クラシコ株式会社 インタビューPart1

お洒落をするとなんとなく気分が高揚する経験は、きっと誰もが経験したことがあるはず。医師がほとんど毎日着用する白衣がそんな存在になってくれれば、仕事に臨む気持ちもこれまでと変わるのではないでしょうか。一般的な白衣の約7倍もする価格ながら、近年多くの医師から支持されてきているスタイリッシュな白衣のメーカー・クラシコ。

2回の連載で、1回目は、代表の大和新さんに創業に至る経緯や商品への思いについて語っていただきました。

クラシコ株式会社

 

2008年に創業。素材やシルエット、縫製に徹底的にこだわったスタイリッシュな白衣は、機能性と美しさを備え、医療従事者の間で評判に。国内はもとより海外でも評価が高く、2010年3月には「インターナショナルデザインアワーズ(International Design Awards)の“最優秀賞”を受賞し、受賞以降米国での問い合わせ、注文も増加中。

◆クラシコ株式会社 URL:http://www.clasic.jp

創業のきっかけは、医師をしていた同級生からの
「カッコイイ白衣が欲しい」という一言

私たちクラシコの白衣には、イタリアのテーラードスーツの技術を注ぎ込み、一部の素材には、プラダやポールスミスなど一流ブランドのスーツで用いられるようなものを使っています。2008年の創業以来、現在では国内の医師の約1割の方に愛用していただけるまでになりました。白衣は男性用と女性用、さらには白衣だけではなく、スクラブを自社で企画し販売までを行っています。

創業のきっかけは、IT企業でサラリーマンをしていたときに、医師として働く中学校時代の同級生が「カッコイイ白衣が欲しい」と言っているのを聞いたこと。もともとお洒落が好きな彼は、「パリッとした服装で出勤しても、病棟に向かう直前にくたびれた白衣を着ると、どうしてもモチベーションが下がってしまう」と話していました。彼の周りでそのように考えている人間は少なくなかったようで、「お洒落な白衣があれば、絶対買うし、売れるはず」とも言っていました。それで興味を持って、友人を頼って医師に調査をしてみたところ、約8割の方が白衣に不満を持っていることがわかりました。そこで、高校時代の友人でペコラ銀座というお店でオーダースーツの職人をしていた友人に声をかけてみたんです。「その技術を、白衣に生かしてみるのはどう?」と。すると、彼も興味を持ってくれたんです。それが、現在クラシコでデザイナーをしている大豆生田(おおまめうだ)です。

資本金5万円からのスタート。
東日本大震災で商品供給がストップしたことも

はじめは、大豆生田と私の二人で週末起業のような形で始めました。資本金は5万円で、インターネット販売から。といっても、ホームページを作るのも、私が本を見ながら四苦八苦しながらというところからのスタートです。ただ、立ち上げてすぐに反応を多くいただくことができ、嬉しい悲鳴を上げていました。注文をいただいてから作っていたのですが、大豆生田が一人で対応しきれなくなると工場を探して回ったりと、この頃は、いろんなエピソードに事欠かないですね。次第に注文が増えていき、これは責任を持ってやらなければならないなと思い、私と大豆生田はともにサラリーマンを辞めて、こちらの仕事に専念するようにしました。

私たちの白衣は、病院を舞台にしたテレビドラマの衣装に使われたりと、評判も広まり、売り上げ自体は年を追うごとに伸びていきました。ただ、すべてが順調だったというわけではなく、途中、生産を委託していた工場が東日本大震災に被災し、商品の供給がストップしてしまったこともありました。このときは、生産体制を整えるまでお客様を半年ほどお待たせしてしまいました。お客さまからはすでにお金をいただいていたので、お一人ずつ電話で事情を説明しましたが、その際に温かい声をいただくこともあり、お客さまが私たちの商品に思いを持ってくださっていることを強く感じました。

口コミは、国内だけではなく、海外にも。
一方で、できれば手にとって良さを実感してほしいという思いも

現在は、月におよそ4000着ほどの注文をいただくほどになりました。日本国内だけではなく、海外から注文をいただくこともあります。実際、お客さまが海外留学に行かれた先で当社の白衣を着ていると、同僚の外国人の医師から「これはどこで買ったの?」と聞かれることもあるようなので、そうしたことがきっかけになっているのかもしれません。こうしたことから、カッコイイ白衣へのニーズは日本のみならず海外にもあることを感じており、アメリカと台湾に現地法人を設立し、本格的な海外展開を図っているところです。

日本国内でのお客さまの層については、都心と地方の差や年齢の偏りがあまりなく、幅広い方から注文をいただいている印象です。女性のお客さまも多いですね。商品は、当社のことは、口コミや同僚の方が着ているのを見て知って、インターネットで購入していただくことが多いですが、とはいえ、通常の白衣と比べると高価ですし、買っていただくに際しては、やはり一度は手にとっていただきたいもの。素材や細かいところにこだわった商品なので、良さを実感していただくためには、なおさらです。

そこで、最近ではムービングショップとして、こちらから病院などに出張販売に出かけることもしています。こうした場でお客さまからいただける生の声が商品開発のヒントになることもあるので、当社としては、大事にしている機会でもあります。「うちの病院に来て欲しい」と連絡をいただければ、私たちの方で病院の総務担当の方などと調整を行います。ですので、この記事を目にして当社の商品に興味を持ってくださった方は、メールなどで当社までご一報いただければと思います。

*お問い合わせはこちらから
 https://www.clasic.jp/inquiry_form/



    レディースの「ライトフレアコート

世界中の医療従事者の方たちに、デザインで貢献していきたい

白衣はある程度色も形も決まっているし、医療の現場で着るものである以上、目立つようなものにすることは極めて難しいものです。だからこそ、お洒落な白衣を着ることの効用は、他人に対してももちろんですが、自分に対しての部分も大きいと思います。私たちの白衣を着てくださっているお客さまからは、「これを着る日は気合いが入る」「特に気持ちを高めたい日に着るようにしています」といった声をいただいていますが、こうしたものこそが私たちがつくりたかった白衣。ですからそう言っていただけるのは本当に嬉しいですね。医師にとっての白衣が「作業着」ではなく、一流のビジネスパーソンにとってのスーツと同じように仕事に向かう気持ちを高揚させる存在になってほしいと思います。そうした自信に溢れた医師がいることで、医療現場も活性化し、患者さんや医療スタッフにも明るい気持ちをもたらすことに繋がれば嬉しいですね。

女性の医師は、1日の間に、医師として以外のさまざまな役割が求められますよね。例えば、朝は起きてから子どもを保育園に送りに行くときは母親としての役割ですし、それから病院に行けば、医師としての役割が求められます。このとき、「この白衣を着ると、仕事へと気持ちが切り替わる」というように、私たちの白衣が、気持ちを仕事へ向かわせるスイッチのような存在になれればいいですね。

医療の世界には、白衣のみならず、まだまだデザインで貢献できる部分があるのではないかと思っています。今後も、医療に携わる世界中の方たちの気分を高揚させるような商品を開発し続けていきたいと思います。

◆クラシコ株式会社 URL:http://www.clasic.jp 

次回は、デザイナーの大豆生田さんにクラシコの白衣のこだわりや、白衣の着こなしのポイントについてお伺いします。

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