83ff63b4 dd52 4c56 91d3 511d0182e08f連載・コラム
2016年10月11日

マンガ:のうげかなう。joy.net支店
第4回 女性医師を泣かせてしまった・・・

一見優雅に見える医師夫婦。でも、特に女性医師側にとっては仕事に子育て、専門医試験勉強や学位論文、たまる家事……とその毎日は綱渡り。肉体的にも精神的にもギリギリなのが現実です。そんな頑張る女性医師にかけた赤木先生の何気ない一言がまさかの事態に発展して……

第4回 女性医師を泣かせてしまった・・・

 細かいところは変えていますが、何気なく放った一言が緊急事態を招いた体験談(反省しております)を基に描かせていただきました。

 私の家は妻が現在専業主婦(元コメディカル)で小さな子供が2人おり、私ひとりの稼ぎで一家4人が暮らしています。共働きだったころの経済状況が忘れられず、「医者夫婦はいいよな~」と以前はひがんでいました。

 しかし夫婦ともに医者でどちらもバリバリ臨床をやっているような家庭では、両親が子供に接することのできる時間は非常に少ないです。高いお金を払って保育園やベビーシッターをフル活用している先生方も多くおられます。

また医者夫婦の場合、母親ドクターに対しては出産や子育てに配慮した勤務体制や人事が組まれることも最近は多いですが、父親ドクターに対してはそういった配慮は全くなされず忙しいままです。結局そのしわ寄せは母と子に行くことになります。

さらに出産から数年間の最も子供に手がかかる時期に認定医・専門医や学位を取得することになる先生が多いので、医者夫婦の共働き家庭においては女性医師が試験勉強や学位論文執筆に追われつつ子育てにも追われるという極限状態に置かれがちです。

 そんな精神的・肉体的にギリギリな状況で金銭的余裕を羨ましいと言われても全くいい気はしないですね。「ずっと母子が一緒にいられるそっちの方が羨ましいわ!」と怒られてしまうかもしれません。

 「母親」と「医師」を両立させている先生方を尊敬しつつ、仕事を諦めて子育てに専念してくれている自分の妻に感謝する日々です。

■作者:赤木 継
某大学病院に勤務する脳神経外科医。2児の父。ライブドアブログ「のうげかなう。」にて、4コマ漫画とエッセイで脳神経外科医の日常を綴っている。


関連記事
のうげかなう。joy.net支店
第3回 医師のモテの男女格差

のうげかなう。joy.net支店
第2回 美人女医に思いを馳せれば・・・

のうげかなう。joy.net支店  脳外科医♂の女性医師観察記+α
第1回 女性脳神経外科医はストイック!