83261042 94ce 4adf 9671 485569974a06連載・コラム
2016年11月14日

joy and……
~女医、そしてもうひとりの私~
File5 形成外科医 原かや

夢を抱いて走り続けていれば、道は枝葉のように広がり、
世界が輝きはじめる――。

連載「joy and……~女医、そしてもうひとりの私~」では今に安住することなく、プラスアルファの挑戦をしている女性医師たちの素顔を写真で紹介します。前を見続けること、困難から逃げないこと、あきらめないこと、誰かを大事にすること、人生を楽しむこと、自分を信じること……。

内なる光を放つ、女医たちの真の美しさを切り取ります。

Dr.Kaya Hara

File5 形成外科医 原かや

【プロフィール】
東京都生まれ。2006年東京女子医科大学医学部卒業後、同大学形成外科学室入局し、その後都立多摩総合医療センター勤務。2014年にスタンフォード大学形成外科にて研修後、東京女子医科大学東医療センターに戻り形成外科教室助教を務める。2015年に八重洲形成外科・美容皮膚科を開業。形成外科専門医、レーザー専門医・指導医。2017年1月に第2子を出産予定。

「専門を形成外科に決めたのは学生の頃。事故で鼻を失った日本人レーサーが再建手術後に『鼻ができたことで社会復帰ができると思えた』と話していたのを聞き、見た目はご本人の精神面においても大事な要素と思ったんですよね。目元のオペで切開位置が1ミリ、2ミリ違うだけで印象が変わる。形成外科はクリエイティブな部分が多く楽しさとやりがいを感じ、のめり込んでいきました。専門医をとったあとレーザーによる低侵襲治療に特化させようと長男の育休中にレーザー専門医・指導医を取得し、いつかは開業しようと決めていました」

もうひとりの私
「育児がハンディにならない働く場を作ること」


「ライフイベントに合わせた働き方ができる場所を作りたい。それが開業しようと思った一番の理由です。私がいた大学病院の形成外科はハードな科として有名で、育児をしながら続けることは難しいと思っていました。当直をせずに5時に帰っていいと言われてもやっぱり肩身が狭い。激務のなか妊娠して流産したことがあったので、周囲に迷惑をかけないためにも開業するのがベスト。コンサル会社にいた主人にサポートしてもらいながら準備を進め2015年に東京駅近くに小さなクリニックを立ち上げました。

はじめは、スタッフは私と受付の2名でした。開業当初は事務作業がとにかく多く大変でしたが、患者さんが少なかったので集中できて逆によかった(笑)。保険診療をやりつつ自費診療もはじめ1年半たってようやく軌道に乗ってきたでしょうか。

将来的にはレーザー認定施設にして、勤務すればサブスペシャリティの資格がとれるようにする。指導医の先生に入っていただいて、診療をしながらデータを集めて学会発表するという学術活動が両立できる環境を整えたいです。

とくに女性医師は産休でキャリアが中断してしまうとなかなか取り戻せず、時短勤務で大学病院に勤めたとしても給料は下がりモチベーションを維持していくのが厳しくなります。途中でキャリアをあきらめてしまう人を見てきたので、出産、育児をしながらでも続けられる場所にするのが役割だと思っています。私はある程度恵まれた環境でここまで来れたので、その恩返しとして後輩の医師たちのサポートができればと。

魅力的な職場にすればいい先生が集まるし、いい先生が集まれば患者さんに喜ばれる。プラスの巡りが生まれればうれしいですね」

原先生が院長を務める八重洲形成外科・美容皮膚科では定期非常勤のドクターを募集しています。詳しくは求人票をご覧ください。
【求人票】http://arbeit.doctor-navi.jp/re/jobs/585088
お仕事に関する質問がございましたらお問合わせフォームからご連絡ください。

■写真/寺澤太郎


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