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2017年01月04日

育児と両立できる、ベストな働き方って?
~女医が転職を考えるとき~

2017年が幕を開け、心機一転、新たな目標を掲げた方も多いのではないでしょうか。充実した1年を送るため「働き方」は大事なキーワード。キャリアはどうする? 育児と仕事はどう両立する?といった切実な悩みをjoy.netパートナーの先生方の声をもとに掘り下げていきます。

質問:どんなときに転職を考えますか?

joy.netパートナーの方々「転職を考えるタイミング」について聞いてみると、トップが「出産」、次が「結婚」という結果になりました。ライフイベントとキャリアが深く結びつくのは、女性医師ならではの特徴です。

不規則な労働環境、人の命を預かるという責任のある仕事内容から考えて、仕事と家庭を両立させるのは想像以上に難しいことです。

厚生労働省が発表した「平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると全国の届出医師数311,205人のうち女性は63,504人で全体の20.4%を占めます。そのうち出産、育児のコア世代となる24~39歳が29,357人。なんと女医の48.5%を占め、彼女たちが出産&育児で職場から離れることは、医療現場において大きな痛手になることは言うまでもありません。

そんな女医たちがキャリアの続行と育児をやりくりできる環境を求め、不安を抱えながら転職を考える実態が回答結果から浮き彫りになっていました。

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こんな働き方ができたら…… 

育児中の女医たちは一番、何を求めているのでしょうか。「院内に病児保育園を」といったハード面だけでなく「育児サポート制度を実際に利用できる環境」など形骸化しがちな制度の実践力を望んでいました。

 

病児保育園がある病院で働きたい」(小児科)

 

「子供を仕事場に連れて過ごせるスペースが欲しい」(泌尿器科)

 

「子供の成長に合わせた時短勤務や、急な子供のアクシデントに対応できる職場の体制」(内科)

 

「土日の医局の仕事が多すぎるので、医局をやめて非常勤かバイトで働きたい」(リハビリテーション)

 

「育児中は時短制度を有効に活用できたらと思うが、実際の医療現場では制度としてはあってもなかなか存分に活用できない」(内科)

 

「育児のことを考えると保健所勤務や開業医の短時間外来補助などの短時間勤務を中心に勤務医をするか、開業してマイペースで働くかがいいと思います」(小児科)

「ノマドのような働き方(場所を選ばない働き方)」(呼吸器内科)、「当直・病棟を持っていると幅広い分野の研鑽の時間が必要でなおかつ救急当直の際のストレスが大きい。そう考えると、自分の専門分野を究めて、複数個所で外来診療ができたらと思っています。実際にニーズはあるんですけどね」(小児科)など、専門性やオリジナリティあるワークスタイルの提案もありました。

また、ちょっとした業務改善で負担が減るという意見も。

家で電子カルテが見られるといい」(乳腺外科)

 

 「レセプト、診断書類の作成などの事務作業を代行してくれるスタッフがいると助かる」(小児科)

女医が「働きやすい環境」を考えてみた

働きやすい職場にするために、今何が足りないか、どう解決していけばいいのか、当事者である女医たちが解決策を提案。

非主治医制。これにつきるかと。チーム主治医制、当番制(当直帯は当直が対応)などメリハリをつけて働けるようにしてほしい。完全主治医制の病院は、採血のオーダーといった些細な仕事まで呼びだされ、ひっきりなしに電話がなって本当に疲弊した」(リハビリテーション)

 

「女性医師だけの働き方があってもいいと思う。子供が0-10歳ぐらいまでが一番大変なので、この間だけでも患者を共有して入院患者を持つことができるとかなり違うかな。これでもトラブルはありそうだけど……」(整形外科)

 

2交代制勤務。仕事をする時間が不規則であることで、なかなか生活の予定を立てにくいのがつらいところなので」(救急科)

 

 「計画、ゴールからの逆算。無理ならば、人に頼む」(耳鼻咽喉科)と理系脳で論理的に考えている先生も。

育児中の女医たちだけが優遇されるのではなく、男女問わず平等な環境を作ることが根本的な打開策につながるという意見も多く寄せられました。

男性も早く帰れるような環境を作る」(内科)

 

「重症患者を扱う外科医のため昼夜を問わず病院からコールがある生活。育児との両立のためには夜間、休日のオンオフは必要であり、そのためには上下関係を問わないワークシェアが必要。ただし、育児中の女性医師側も自分の都合ばかりを主張せず、フォローしてくれている同僚医師をサポートするなど、ギブアンドテイクの関係を作り周囲の不満をためないような努力が大切。また、尊敬できる上司のもとで働くことはモチベーションの維持に直結することを実感している」(消化器外科)

誰かひとりに負荷がかかるのではなく、チームで問題をクリアしていく組織力はもともと医療現場が持ち合わせている強みでもあるはず。皆が当事者意識を持って改善させていきたいものです。

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