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2017年02月15日

人気沸騰!皮膚科医×マンガ家
“デルぽん”の素顔に迫る。

joy.netの人気連載『デルマ医は見た!!』の作者・デルぽんさんは、2016年にライブドアブログ『デルマな日常』で注目を浴び、トップブロガーとして活躍中です。

ゆるいタッチの絵、シュールな笑い、患者から医者までが楽しめるあるあるネタが幅広い層から支持。

勤務医でありながらほぼ毎日ブログを更新する“デルぽんの日常”は、寝る間もないほどの超多忙なのか。はたまたマンガのようにゆるいのか!?  その素顔をjoy.net独占でどこよりも早くお見せします。

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――ライブドアブログで『デルマな日常』をはじめたきっかけについて教えてください。

デルぽん:ブログサービスそのものに興味があり、ライブドアブログの使用感やSNSとの連携機能などを見るためにテスト的にはじめたのがきっかけでした。

試しに医者向けのマンガを描いてみようと思い「当直あるある」などをアップしていたら、一般の方たちもおもしろがってくれたみたいで広がっていきました。

――マンガはいつごろから描いていたんですか?

デルぽん中学、高校の頃からちょこちょこ描いていました。高校時代はマンガ研究会に所属していて、進路もなかなか決まらなかったので、高校3年の進路相談で担任から「デルぽんは代々木アニメーション学院に行くか!」と言われたりして(笑)。

当時、マンガ家になろうとまでは思っていませんでしたが、プログラマーやデザイナーなど、物を作る仕事をしたいなとぼんやり考えていて、大学は情報系を受験しました。

医学部も受験したのは、医者である両親の希望で。最終的に「親の期待に応えよう」と考え直し、医者の道に進みました。

――マンガは医大生時代も?

デルぽん:はい。細々と創作マンガを描いていました。私の特性として「追いつめられるとマンガを描く」んです(笑)。

最初は大学受験のとき、次が国試の直前、そのあと入局の前後で、ストーリー物のマンガを描いていました。今でもブログはストレス発散&はけ口になっています。

仕事で腹立つことがあっても「ネタにしてやる!」と思うと気がまぎれるし。実際に過去あったことで、当直で変な人が来たときのことを思い出してマンガにしたりもしました。うれしいことに外来はネタの宝庫おもしろいこと、嫌なことすべてがマンガを描くモチベーションになっています。



↑外来で起こった理不尽な出来事をマンガに。(『デルマな日常』より)続き>>

――ブログでは医者あるあるネタだけでなく、患者さんへの医療情報発信もされています。

デルぽん:外来の時間は限られてしまうので、患者さんに説明しきれない専門用語や薬の塗り方などをブログを通じて伝えられればと思っています。

私自身が自分の体調のことで、気になることをネットサーフィンした際、的確で信頼できる情報がなかった。だったら医者である私がエビデンスに基づいた医療情報を発信することで、少しでも役に立ててればと――。

↑タコ・ウオノメの説明と対策法を図解で説明。(『デルマな日常』より)

――医師としてのデルぽんさんについて教えてください。科目はいつごろに決めたんですか?

デルぽん:研修医2年目の秋です。最初は神経内科か皮膚科で迷っていました。親から「あなたは目がいいから皮膚科に向いている」と言われていたのが頭にあって「得意の目で勝負してみようか」と思い皮膚科に決めました。

皮膚科のローテ―トのときに切開したり膿を出したりするのが楽しくて。皮膚を縫うのも裁縫に似ていて性に合っていたんでしょうね。




『デルマな日常』より

――後期研修は同じ病院でされたんですか?

デルぽん:そうです。卒後は出身大学の医局に所属し専門医を取るまで、トータルで7年間、大学病院に勤務していました。

当時、仕事の大変さよりも人間関係の苦労のほうが大きかったですね。臨床に加えて研究にも携わっており、研究担当の先生と教授の方向性が真逆で、板挟みで悩むことが多々ありました。そのときの教授が少し変わった方で……。

あまり深くは言えませんが、研究以外の面でも色々とあり大変でした…。上司には苦労しましたが、同僚に恵まれていたので何とか救われました。

ただ、医局員がどんどん病院を辞めていき、医者の人数は減るのに仕事量は変わらない。残った人たちが辛酸をなめるという悪循環が続き、専門医・学位取得を機に辞める決断をしました。

――その後はどんな働き方をされていたんですか?

デルぽん:じつは持病の治療もあって仕事量をセーブし、週3日外来アルバイトをしていました。周囲からは他病院で常勤を続けたほうがいいと助言されたのですが、そのときは治療を優先したかった。

本音をいえば、大学病院にいたときがあまりに辛かったので「ようやく自由になれた……」という気持ちでいっぱいでした(笑)。

治療が一段落つき、今はまた別のクリニックの常勤となり、週4~5日外来を担当しています。マンガはだいたい丑三つ時に深夜テンションでまとめ描きするか、早朝や日中の空いた時間に2~3本ずつ描いています。

最短だと1時間あれば4~5本描けるので、あとはお昼休みなど隙間時間にブログを更新しています。

――どんな環境に置かれてもマンガを描くことは続けられますよね。

デルぽん:じつをいうと、マンガよりもメディカルイラストレーターが気になっていて。学生時代に解剖学の授業で臓器の絵を写実的に描いた本を手にしたのが最初の出会いでした。

著者はネッター博士(Frank H. Netter, MD)という方で、外科医であり、メディカルイラストレーターでもある世界的に有名な人物。当時はネッター博士になりたくて、スケッチブックいっぱいに解剖の絵を模写したりしていました。

勉学に忙しく、そのこと自体すっかり忘れてしまっていたのですが、最近になり「メディカルイラストレーション」という言葉をよく目にするようになり。

絵を描くことが好きなので、何らかの形で医療イラストを提供できたらな、と考えています。外来をしていると患者さんへの説明にイラストを使うことって結構あるんですよね。

医師や看護師さん、助産師さんが自由に利用できる、わかりやすくて正しい情報を伝えるツールとして使ってもらえるような、そんなイラストを提供できる場を作りたい。ものすごくマニアックなリクエストに答えたイラストも提供したいです(笑)

↑診療の合間に描いたメモ書きより。「素材づくりのためのCG技術はいずれ勉強したいなと思っています」とデルぽんさん。

――夢はどんどん広がりますね。

デルぽん:もともと好きだった絵の分野と医者の仕事。2つの世界を持つことが、プラスの相乗効果となり、精神的なバランスをとるためにも必要な要素になっています。

開業した友人が「趣味を持ったほうがいいよ!」と言っていたのを思い出して。将来的にもし開業することがあったら、趣味に関しては大丈夫そうです…(笑)。

今はまだ未来像が定まらず、今後の進路について迷うことも多いですが、今自分に出来ることは何かを模索しながら必死で進んでいきたいです。

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■作者:デルぽん
ゆるい皮膚科勤務医。
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