A836de3c ed3b 4471 8204 8f97a70d152bアンケート
2015年05月30日

女性医師アンケート結果速報①
割り切り上手は両立上手!? 
女性医師のワークライフバランスの実態

女性医師のワークライフバランスの実態とは? それを探るべく「女性医師のワークライフバランスに関してのアンケート」実施。苦労や工夫の実態、様々なアドバイスまで多数のリアルな生の声と共に結果をご紹介いたします。

Joy.netでは、サイトリリースを記念して女性医師を対象に「女性医師のワークライフバランスに関してのアンケート」を実施しました。現在の苦労から、ワークライフバランスへの工夫、後輩医師へのメッセージまで多数の「リアルな声」が集まっています。今回は、調査結果速報をご紹介。これをもとに女性医師の置かれている現状、望まれる環境など議論を深めていくことができればと考えています。

まずは、回答いただいた女性医師の現在の勤務体系については下記の通りです。

Q 現在の勤務体系を教えてください。

常勤勤務のみ 15.2%
常勤+非常勤(定期・スポット)勤務 33.3%
非常勤勤務のみ 51.5%

常勤先をお持ちの先生とそうでない先生の割合は概ね半々となります。
それでは、仕事と生活との両立についての感想はどのようなものでしょうか?

54.5%が両立に苦労を感じている

Q 仕事と生活との両立で苦労を感じることはありますか。
  ある 21.2%
  時々ある 33.3%
  あまりない 39.4%
  ない 6.1%

「ある、時々ある」が54.5%、「ない、あまりない」が45.5%と苦労を感じられる先生のほうが多いようです。勤務形態や年代別の回答状況においても、傾向は同様。常勤だと苦労を感じやすいとか、子育て世代は苦労を感じやすいという単純な紋切型の解釈は成り立たないようです。

それでは、具体的にどのような苦労を感じているのでしょうか。フリーアンサーの回答を見ると、「仕事後の家事(特に食事の準備)」「子どもの病気時、園や学校の行事の際の対応」が二大苦労ポイントの模様。それ以外にも、「まとまった時間が取れない、休日も育児に追われて休めない(35歳、整形外科)」といった休みなしのノンストップ稼働への苦労、「家族の理解。職場の言葉だけの理解(38歳、外科)」など周囲からの理解や意識の壁に苦しまれる姿も多く見られました。「病気でも、急な用事でも仕事を休めない。家族より仕事優先が他の職業より激しいと思う(57歳、小児科)」と指摘されるよう、責任の重大さから仕事優先を求められることがどうしても多くなってしまう医師の仕事。実際、「残業による育児、家事のしわ寄せ(33歳、腎臓内科)」といった回答も多く見られました。

ただ、こうしてみてくると先ほどの「仕事と生活との両立で苦労を感じられることはありますか」への回答として「ない、あまりない」が45.5%ということにも驚かされます。責任重大でハードワークが求められる職業でありながらも、両立を実現とするための様々な工夫があることが想像されます。

医師の常勤求人検索はこちら『Dr.転職なび』
  アルバイト検索はこちら『Dr.アルなび』
エムステージ産業医サポート【医師向け】

「割り切り上手」が両立を可能にする!?

そこで、「仕事と生活との両立のために工夫されていることや、おすすめグッズ、サービスなどを教えてください。」という質問への回答を見てみると、「何でも自分でやろうとせず頼れるものには頼る」「手抜きできるところは手抜きする」といういい意味での割り切りがカギとなるようです。

まずは、機械に任せられることは機械に任せるとして、新三種の神器と言われる「お掃除ロボット」「乾燥機能つき洗濯機」「食洗機」を推す声多数。オススメという軽いニュアンスではなく、「必需品」として強く推薦されていました。

買い物についても、生協の宅配やスーパーの宅配サービス利用者多数。休みの日にあれこれお店をまわって半日近くをつぶすなら、多少割高だったとしても宅配の利便性を取るのは非常に合理的と思われます。

他にも「月1回、水回りを中心に掃除業者に依頼している(44歳、内科)」「ファミリーサポートさんに家事をお願いしている(46歳、内科)」など家事代行サービスを利用されている方も多いようです。「家事を業者に依頼するなんて・・・と最初は抵抗もありましたが、家事の手間が減ることで心の余裕も生まれ子どもに向き合うことができるようになりました」との言葉もありました。

また、「疲れていたら諦めてご飯を買って帰る(33歳、呼吸器内科)」など無理をしないことも大切な心がけとして指摘されていました。仕事にプラスして家事も全てパーフェクトにこなすのはハナから無理な課題。両立上手は、やるやらないの見極め上手、割り切り上手と言えるのかもしれません。「お金で解決できるものはなるべく使う(38歳、外科)」という言葉でまとめられている先生もいらっしゃいましたが、お金で時間と心の余裕を得るというのは重要な観点なのではないでしょうか。

また、「どうしても無理と思ったら早めに友達にお願いをしたりしています(35歳、小児科)」というように助け合えるネットワークの重要性を指摘される先生も。「本当に困ったときに力になってくれたのは、同じ園のママ友でした(37歳、耳鼻科)」との言葉、同じような思いを経験された先生も多いのではないでしょうか。

番外編としては、「主夫と結婚(39歳、外科)」という回答も2名の方よりありました。また、両立にパートナーの存在は欠かせないということで、夫の巻き込み方へのご提案もいただいております。

「何より、大切なのは夫の協力です。夫が手伝ってくれたら、心から『ありがとう』と伝えましょう。自分のやり方と違っても(たとえテフロンのフライパンをタワシでこすられても)決して怒ってはいけません (^^;) 9割『ありがとう~助かったわ~』の後に、1割だけ『今度はこういうふうにしてくれるともっと助かるわ』と伝えましょう!(51歳、小児科)」

とのこと。うまく立ててノセる。見習いたいですね。

ここまでの回答を見ていると、忙しい毎日の中、完璧ではないものの試行錯誤で及第点を実現する女性医師の先生方の柔軟性としなやかさを感じます。何でも自分でやろうとせず、いい意味での割り切り上手になること。助け合いのネットワークを持つこと。パートナーをうまく巻き込むこと。無理のない等身大の工夫が非常に参考になりますね。

次回は、キャリアチェンジの実態や両立の苦労エピソードなどをご紹介していく予定です。ぜひ、ご期待ください。

医師の常勤求人検索はこちら『Dr.転職なび』
  アルバイト検索はこちら『Dr.アルなび』
エムステージ産業医サポート【医師向け】


関連記事 
子どもの顔を見る暇がなかったことも・・・女性医師ならではの両立苦労エピソードとは? 女性医師アンケート結果速報②