B047b55c ac1c 42e3 9513 37ccfb9d2415子ども・暮らし
2017年05月18日

話題の『お迎えシスター』が提案する
“人生のロールモデル”に出会える英語教育とは。

バイリンガル教師が保育園や学童に子どもを迎えに行き、帰宅後は自宅でプライベート英語レッスン。そんな「お迎え」×「英会話」のコラボサービスが人気の「お迎えシスター」。2015年1月のサービス開始以来、共働き世帯を中心に利用者数が急伸し、直近1年間では約7倍まで増加しています。

4月より提供エリア、対象年齢が拡大。さらには、5月27日から小学生向け教室「世界と出会えるSaturday school」がスタートします。

お迎えシスターが短期間にこれほど高い支持を得る理由は、英語レッスンだけでなく、子どもが憧れる“ロールモデル”に出会えることだそう。

「幼少期の原体験が起業のきっかけ」と話す代表の樋口亜希さんに、従来の英語教室とは一線を画す英語教育の考え方や、気になるレッスン内容などについて話を伺いました。


\子どもがレッスン中にアルバイト/
『Dr.アルなび』

海外経験3年以上、通過率20%の面接を
突破したバイリンガル学生を採用

Q お迎えシスターとはどのようなサービスなのでしょうか?

「お迎えシスター」は、バイリンガル教師がお子様の保育園や学童などにお迎えに行き、一緒に帰宅後、ご自宅でプライベート英語レッスンを行うサービスです。例えば、2時間コースではお迎えから帰宅までに約20分、残りの約100分を英語レッスンに当てています。ご要望によって、習い事先にお迎えに行くこともありますし、自宅で英語レッスンをしてから、バレエ教室に送り届けるといった対応も行っています。

「お迎えシスター」の最大の特徴は、厳選されたバイリンガル大学生が教師であるということです。幼少期に海外経験のある大学生は日本全国でわずか1.1%。当社はさらに「海外経験3年以上」という応募条件と、通過率20%というネイティブによる徹底した面接審査を突破した方のみを採用しています。ご自身が受けてきたバイリンガル教育の体験をもとに、幼少期の外国語習得のノウハウを子どもたちに伝授することができる。そういう先生が揃っていることが一番の強みです。

現在、登録教師は約200名。そのほとんどが東大、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、ICU、青山学院大学などに通う学生です。英語のほかにも、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語にも対応可能です。

 Q 主に学生を採用するのはなぜですか?

親でもない、先生でもない、人生のちょっと先を行くバイリンガルのお姉さん・お兄さんに出会うことで、子どもたちがより多くの選択肢を持ち、自分の将来を広い視野で考えられる環境を一緒に創っていきたいと考えているからです。

実は、「お迎えシスター」は私の幼少期の原体験をヒントに生まれたサービスなのです。私は両親が共働きだったため、3歳から18歳まで、毎日家に留学生の家庭教師兼ベビーシッターのお姉さんが来てくれていました。カナダ、マレーシア、台湾、韓国、トルコなど、さまざまな国籍のお姉さんが保育園のお迎えから、私と妹の宿題まで見てくれました。言葉はもちろん、世界の多様な文化を教えてくれるお姉さんたちは私の世界観をぐっと広げ、人生の道しるべとなりました。「子どもたちにロールモデルを」というお迎えシスターのコンセプトは、まさにここが原点です。

 

Q 男性の先生もいるのですか?

“お迎えシスター”という名前の通り、スタート当初は、先生は女子学生に絞っていたのですが、最近は男子学生も積極的に採用しています。元気いっぱいの小学生男子には男の先生が人気なんですよ。子どもたちには「あの時、あのお姉さん・お兄さんに出会えてよかった」と感じてもらえるような経験をたくさんしてほしいので、先生は一人に固定せず、お子様との相性を見ながら、意識的に変更しています。

Q 利用者はどのような家庭が多いのですか?

最初は共働き世帯がベビーシッター代わりに利用するケースが多かったのですが、最近は当社のコンテンツやレッスン内容を評価してくださる声が増えてきました。利用者のなかには女性医師もいらっしゃいます。忙しいキャリアウーマンのお母様からのご依頼が多い一方で、口コミや利用者からの紹介などを通して専業主婦家庭の利用も増え、利用者数は直近の1年間で約7倍に増加しています。

子育て世代からの高いニーズに応えるために、今年4月からサービス提供エリアを従来の港区・渋谷区のほか、世田谷区、目黒区、中央区、大田区、新宿区、中野区、横浜市の計9カ所に拡大しました。また、対象年齢も5歳から小学6年生までから、中学3年生までに引き上げました。お迎えが不要な年齢になった子や、英語レッスンのみを希望する方も増えたことから、お迎えなしメニューも用意しています。

子どもの興味・成長に合わせて
最適なコンテンツをカスタマイズ

Q 英語が話せなくても利用できますか?

ご利用いただけます。まずは体験レッスンを受けて頂き、お子様の性格や年齢、性別、興味・関心といった4つのカテゴリーについて事務局が詳しいヒアリングを行います。その上で、一人ひとりに合ったレッスンプランを組み立てていきます。スタート前にプランニングを丁寧に行う分、半年以上の継続率は93%と高く、その大多数が1年以上継続しておられます。

当社が大事にしているのは、お子様を英語嫌いにさせないことです。そのためには英語が勉強ではなく、幼少期から英語に自然に触れ、使う生活環境があることが大切です。私の原体験として「語学は生身の人間からしか学べない」という想いがあり、お迎えシスターがその環境作りのお手伝いができればと考えています。

そこで力を入れているのが、まったく英語ができないステップ1から、ある程度聞き取れるようになるステップ2に進むまでのフォローアップです。この段階でいかに英語を嫌いにさせないかが重要で、フォニックス(英語圏の子どもの読み書きの学習方法)の繰り返し練習に加え、子どもの興味・成長に応じたコンテンツを組み合わせたレッスンを行っています。

私自身も驚いたのですが、半年間レッスンを続けるうちに、ある日突然、いきなり英語をしゃべり出す子も出始めました。これは当社が注力してきたコンテンツ作りと事例研究の成果であり、これからも強化していきたい部分です。

Q レッスン内容について詳しく教えてください。

お子様のレベルや興味、成長ペースに合わせてパーソナライズされたコンテンツを使い、子どもたちが楽しみながら「英語力」「プレゼン力」「文化」「教養」を学べる点が特徴です。例えば、歴史が好きであれば歴史を英語で学びながら、その国の文化や教養を教師と一緒に調べ、それについて発表します。使用する教材は欧米の学校で実際に使用されている教材のほか、当社スタッフが研究・開発したオリジナルコンテンツもあります。コンテンツ作りでは、子どもたちが英語で話す機会をなるべく多く作ることを心がけました。レッスン中の会話は基本的にすべて英語ですが、ビギナーのお子様は50%まで日本語の使用を認めています。

Q 基本的な文法などは学ばないのですか?

もちろん、フォニックスやグラマー、リーディングなど英語の基礎を学ぶ「土台」つくりの時間は毎回あります。それ以外に、バイリンガル教師から海外の文化や歴史を学び、子どもたちの世界観を広げる時間を設けていることが当社の特徴です。例えば、アンネフランクやエジソンなど、各国で学ばれる世界の偉人の名言や生い立ち、功績について本で学びます。その後、理解した内容を先生とディスカッションして、最後に英語でプレゼンテーションします。日本の学校は発表の場が少ないので、レッスンの時間を使ってプレゼン力をつけることが主な狙いです。人前で発表することへの苦手意識がなくなり、明るく積極的になるなど、性格まで変わる子もいますよ。

教師はよく子どもたちに将来の夢を聞きます。最近夢がない子どもが多いと聞きますが、自分の夢を英語でイキイキと語る姿をみると、私たちまで嬉しくなります。

↑キュリー夫人など世界の偉人や、地理も英語で学びます。
バイリンガル教師とのディスカッションを経て、学んだ内容を自らプレゼン!


↑子どもの興味を引き出す、カラフルでかわいい手書きのオリジナル教材。
サイコロをふり、止まった先には、子どもたちが英語で答える仕掛けがいっぱい。

Q 子どもがレッスンに集中できない時はどうするのですか?

子どもの集中力を20分以上もたせるのは至難の業です(笑)。20分おきにコンテンツを変えたり、身体を使って動きまわる英語のゲームやアクティビティを挟んだりして、気分転換ができるようにします。実は、集中力が途切れたとき用のコンテンツもあり、教師の研修時に情報共有しています。基本的に親御さんが不在のご自宅でレッスンを行うため、毎回レッスン後に動画レポートをお送りしています。その日覚えた言葉やフレーズをその都度確認できるので、レッスンの成果を実感していただけます。

また、事務局と教師間にはトラブルがあった時にすぐ対応できる、レポートラインなどのオペレーションシステムを構築しています。お子さんと先生や使用教材との相性、レッスンの進捗状況なども事務局で常にトラッキングしており、必要と判断すれば教師の交代や、教材の変更なども柔軟に行います。

憧れこそが子どものやる気の原動力。
主体的な学びの場を提供するサタデースクールが開講

Q新たに始まるサタデースクールについて教えてください。

当社の「子どもたちにロールモデルを」という想いを広範囲に届けるため、グローバル教育スクール事業を立ち上げました。子どもたちが各分野で活躍するプロフェッショナルや、海外経験豊富なバイリンガル大学生との出会いを通して、より幅広い世界に触れ、視野を広げられるような環境作りが主な目的です。

第一弾は、小学生(1~3年生)を対象にしたグループレッスン形式の「Saturday School」を5月27日から中目黒で開催します(1レッスン2時間6300円。定員10名)。「世界とお金のこと」「世界の子ども達のこと」「世界と繋がるプログラミング」など各テーマについて、ワークショップを取り入れた英語レッスン(2時間)を行います。レッスンは基本的に英語ですが、バイリンガルの先生がフォローに入るので、英語ビギナーのお子様でも気軽に参加していただけます。5~8月までの土曜日および日曜日の全6回、子どもたちは興味のあるテーマの回を選択して受講することが可能です。

「Saturday School」は、子どもたちが主体的にものを学ぶこと、気付くことに主眼を置いています。ですから、講師陣は先生ではなく、子どもの世界観や価値観を最大化できるように、一緒に学ぶというスタンスです。ですからクラスでは「先生」ではなく、ファーストネームで呼び合う文化を作っていこうと考えています。

「自分もあんなふうになりたい」という憧れこそが、人生を切り開くエネルギーだと私は思っています。大人に決められた人生ではなく、自分の将来を思い描き、自分の足で歩めるような出会いの場が作れればうれしいですね。なお、「Saturday School」は今後3年以内をめどに、首都圏10カ所にエリアを拡大する予定です。

Q サービス提供エリア外の人も活用できる、英語を学ぶ際のヒントはありますか?

帰国子女じゃなくても英語を上手に話す人はたくさんいます。ドクターは英語が話せる方が多いので、ご自身でも経験があると思うのですが、なぜ話せるようになったのか質問してみると、幼少期に何らかのきっかけで、英語が好きになった人が多いのです。海外旅行先で英語が通じた、地元の学校に1週間教えに来てくれた外国人の先生がとてもキラキラした存在に見えたなど、些細な経験が英語を学ぶモチベーションに繋がります。日常生活とはちょっと異なる環境や人と触れることで、子どもたちの将来につながるエネルギーが出てくるかもしれません。これは居住区に関係なく、実現できることではないでしょうか。

また、ご両親またはどちらかが英語を話せるなら、お父さんとは英語、お母さんとは日本語、この時間は英語で話すなど、ご家庭でルールを作ってみるのもいいかもしれません。

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Q 読者にメッセージをお願いします。

「子どもたちにロールモデルを」という発想は、日本では馴染みがないかもしれませんが、欧米ではごく一般的な考え方です。お迎えシスターが来る日を心待ちにしてくれる子や、「親の言うことは聞かないけど、先生の言うことは聞くから頼りにしています」「もうお迎えシスターは我が家になくてはならない存在です」といったお声を頂くたびに、このサービスが各家庭のライフサイクルの一部になれていることにやりがいを感じます。

先生方もアルバイトといった感覚ではなく、第2の家族ができたような思いでレッスンに取り組んでいます。こういったスタイルの英語教育にご興味のある方は、気軽に体験レッスンを申し込んでみて下さい。

【お迎えシスター】https://omsister.com
入会金 9,600円

○スタンダードコース
バイリンガル先生による、カリキュラム&コンテンツ選定
週1回90分 2万2,800円~

○インテンシブコース
専属チームによるオーダーメイドカリキュラム&コンテンツ選定
週1回60分(お迎え不可)3万3,800円
週1回90分4万9,800円~

*別途、保険料および講師の交通費がかかる。

\5月27日(土)からSaturday Schoolがスタート!/

【Saturday School】www.saturdayschool.jp 

費用:1レッスン2時間 ¥6,300 (入会金不要)
開催場所:中目黒駅徒歩5分 (東京都目黒区中目黒3-1-9 第3千陽ビル7階)
定員:各回約10名
テーマ
第1回 5月27日(土)開催:テーマ「世界のお金のこと」
第2回 6月3日(土) 開催:テーマ「世界の子ども達のこと」
第3回 6月25日(日) 開催:テーマ「世界と繋がるプログラミング①」
第4回 7月8日(土) 開催:テーマ「世界と繋がるプログラミング②」
第5回 7月22日(土) 開催:テーマ「世界の民族衣装のこと」
第6回 8月3日(木)〜5日(土) 開催:テーマ「世界と出会えるサマースクール」

株式会社Selan 代表取締役 樋口亜希(ひぐち・あき)さん

 

北京大学国際関係学部卒業。2、3歳の時に中国・武漢、10、11歳の時にアメリカ・ボストン、18歳〜23歳まで5年間、中国・北京で過ごす。高校卒業後、単身で北京に渡り、9ヶ月間、毎日15時間の受験勉強を経て、北京大学に入学。

 

リクルートホールディングス、リクルートキャリアを経て、株式会社Selan代表取締役就任。バイリンガルお姉さんによる語学教育サービス「お迎えシスター」を展開。「人生に多くの選択肢を。」をコンセプトとした、インタビューサイトbelongを運営。教科書に載ってない中国語「Akiの落書きチャイニーズ」をYouTube上で配信中。2017年、世界経済フォーラム/World Economic Forum (ダボス会議)のGlobal Shapersメンバーに選出。

文/岩田千加 

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