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2017年06月05日

世直し産業医・Dr.さくらの「さすらい日記」
第3回 ママたちこそ長時間労働者!?

研究、臨床、産業医の業務に加えてママとしても奮闘中のDr.さくら。仕事終了後もベッドにつくまで母親業がひたすら続く日々を送っています。3歳の愛娘の“お母さんファースト”により、体力残存量に赤信号が灯るなか、娘の驚くべき問いかけに大困惑!

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第3回 ママたちこそ長時間労働者!?

大学病院の勤務・研究しつつ、臨床医も継続、会社設立し、産業医もしております。実は私が一番、過重労働なんじゃないの(笑)と思いつつも、月曜日から土曜日までノンストップのフル稼働。これでもわたくし、ママドクターなのです。

毎回、joy.net連載を楽しみにしてくださる女医の皆さま!!  その中にはママの方、プレママの方など、さまざまな方が読んでくださっていると思いますが、これでもわたくし、1児の母です。

昼間は産業医さくらとしてノートパソコンを小脇に抱えて、颯爽と企業を渡り歩いておりますが(自分のイメージの中では)、家に帰ると一児の母、、3歳になる小うめちゃんが待っております。

「ただいま~」というわたくしの掛け声に、小うめちゃんも「ただいまっ」と答えて、玄関まで走って迎えに来てくれます(まだ、おかえりっと返事することを知らないのです)。

ずっと、ママの帰りを待ちわびていた小うめちゃん、お母さんが帰ってきてうれしくてうれしくて「抱っこ~抱っこ~」と甘えます。米俵のような小うめちゃんを抱っこしつつ、夕食のメニューを思案します。

夕食が終われば、慌ただしく、お風呂、歯磨き、絵本……とやるべきことが続きます。

最近は、絵本を読んでいる途中でわたくしの方が先に寝てしまい「お母さん、ちゃんと読んで~~~」と小うめちゃんに怒られてしまいます。

病棟を駆けずり回っていた20代の独身時代は「イクメンと結婚して、子どもができたら思いっきりパパッ子に育てて思う存分働くぞ」って思ってました。ところが世の中、そうは問屋が卸さないのです。

実際に子供ができた今の生活「おやつはお母さんと半ぶんこに分けて、ごはんもお母さんと。お風呂はお母さん、歯磨き・絵本もお母さんと。寝るのもお母さんと」と万事がお母さんファーストなのです。

食事のお世話、トイレ、お風呂、歯磨き…そして寝るまで、わたくしの仕事は続きます。医師としての仕事だけでなく、自宅でも母として、妻としての仕事は続きます。

そんなわたくしを横目に同業の夫は、ソファーでゴロゴロしている。

本当に腹立たしい!!!  夫にも育児を分担してもらおうと、自然な様子を装い、小うめちゃんに「たまにはお父さんと一緒にお風呂に入ったらどう?」と提案するも「お母さんとお風呂。明日はお父さん」(う~ん、おっかしいな……、昨日も同じセリフを聞いたような~)。

そして、夫は「小うめちゃんがお母さんとお風呂入るって言っているからっ(怒)」とプリッと怒りながら、内心、娘のセリフに傷つきながら、現実逃避の長トイレへ。

毎日毎日、本当にぐったり疲れてしまいます。

「あれぇ~おっかしいなぁ、こんなはずではなかったのに!?」と思っていたある日、いつものように、小うめちゃんとお風呂に入っていました。

二人ともホカホカと温まってきたので、横並びに浴槽のはじに腰かけ、今日一日の出来事を話していると……、突然、小うめちゃんが、ため息をついて、悲しそうに母の顔を見つめます。

そして「お母さん、お父さんと結婚しているの?」と尋ねてくるのです。

心のうちで、「あっこれはもしかして、お約束の、大きくなったらお父さんと結婚するってやつか~ついに来たか! くぅ~(ジョンカビラ風)~3歳にして」と思っていると次の瞬間――。

小うめちゃん残念。小うめちゃん、お母さんと結婚したかったのに…」と宣うた。

って、えっえぇ~? (目が点!) そして次の瞬間、とっても嬉しい、しかも今まで感じたことのない幸福感。だけど、うわぁ~これは夫には口が裂けても言えんわぁ(笑)。

笑いを必死に堪えながら、お父さんとお母さんは結婚しており、同性であるお母さんとはそもそも結婚できないことを小うめちゃんに説明。小うめちゃんも納得したのか、それ以来、お母さんとの結婚話はなくなりました。

まっ、日頃の小うめちゃんへの貢献度の違いでしょうか(これを正直に夫に告げると激怒りするのですが…)。

このエピソードは、女のわたくしでも、心底、嬉しかったです。子どもができて、日々の生活がなにかと大変なことだし、仕事上、正直、キャリアチェンジせざるを得ない状況であったことは事実ですが、本当にうれしいこと、いいこともあるんですね~。こんなわたくしも、小うめちゃんのいない生活は考えられなくなりました。

後日、Dr.さくら独自のママネットワークの独断と偏見に満ちたリサーチによると、働くワーママ、専業主婦のママに聞いても、子どもはママ第一主義がほとんどだそうです(世のパパさん、ごめんなさい)。

これまで、ワーママとして仕事し、24時間みっちりと子どもと過ごしていられないけど、せめて子どもと一緒にいるときは濃密に娘を関わっていきたいと思っています。

専業主婦のママに比べて、一緒の時間は少ないけど、びっくりするほどママっこな小うめちゃんに救われた、Dr.さくらでした。

こうして、また、外で医師として仕事をして、帰宅して母と妻として仕事をしての日々にもなんとか耐えていけるのでした。現在ワーママ中の方、これからワーママになる先生、皆さまはどんな毎日を送っていますか?

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Dr.さくら

大学卒業後、内科系医局に入局後30歳で産業医デビュー。2企業からスタートし、病院の外来、専門領域の専門医・指導医資格取得の勉強などと並行しながら、産業医としての経験を積む。指導医資格取得後も大学と産業医の仕事を両立させ、現在は10数社と契約。1児の母。

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