46812dca 3ba6 42d6 bfc7 0eb26995e79b連載・コラム
2017年06月14日

院長ママのパラレルな日々
第15回 ~子どもの習い事・お受験事情~

男の子2人のママとして日々奮闘中の井上留美子先生。子どもが小さい頃は何のお稽古をやらせたらいいのか迷い、試行錯誤していた時期がありました。思いつくまま挑戦させた結果は……!

午前中はアルバイトで午後は子どもをお稽古へ
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第15回 ~子どもの習い事・お受験事情~

私の周りでは働く母は「習い事に連れていくのが大変で悩む母」と「子どもの世話から逃れるため時間稼ぎで習い事をたくさん盛り込む母」に分かれるような気がします。

私の場合はどちらというわけではないですが、長男が就学する前はあれこれ悩み失敗も重ねてきました。その結果、次男は成功例だけが受け継がれた“いいとこどり”に……。

私が子どもにさせたのは、まず英語! 

これは幼い時から身につけさせたいと考え、長男の時は一時保育で、いわゆるインターナショナルプレスクールというやつを利用していました。期間は幼稚園に上がる3歳まで。

その後は小学校卒業まで、外人のチューターみたいな方にうちに来ていただいて英語を話す機会を作る、という感じ。とはいえ、その努力のかいなく15歳現在の長男は「英語が堪能」とは程遠い状態。実際に英語を使いこなせる子どもたちは6歳くらいまでどっぷり英語漬けになっていました。 

それ以外に、ピアノ、体操、絵画教室、実験教室、水泳教室など数々の習い事をしましたが、そのなかで彼に響かなかったのは公文・トランポリン教室・レゴ教室・ロボット教室……などなど(汗)

いっぽうでとくに楽しんでいたのは季節ごとの体験型教室。田植えから始まり、稲刈り・スキー・火おこしキャンプ・ジオラマつくり・かけっこ教室など、面白いプログラムが沢山あります。お泊りが苦手だった長男は日帰り専門でしたが……(二泊のスキー教室ドタキャン経験あり)。

私は、我が子の得意分野がイマイチ分からず、あらゆる経験をさせてから絞っていく方式を取りました。残っていくのは体力系ばかりでしたが……。

この中には小学校受験のための教室もありました。小学校受験というものは不思議なもので、子育てをしていく上で私の勉強にもなり、人として常識を再認識し、本当に素晴らしい経験にもなりました。

一方でまだ幼い子どもたちの心にはきついものでもあると思いました。小学校受験は学校それぞれが求める子ども像がありますので、希望の学校に合わせた勉強をします。

学校に見合った教室もあり、そこに入るために何年も前から予約する方もいらっしゃいます。内容はペーパー問題から造形・お絵かき、運動神経、行動観察など多岐にわたります。教室によっては、子どものお行儀やでき次第で母を叱る・子どもを叱るところもあります。

「このままでは希望の小学校に入れませんよ!」なんていわれると母は焦り、子どもを叱りながら勉強させてしまう……、なんてことは容易に起こるのです。

子どもたちはママに褒められたくて必死でついてくるのですが、もちろん心からこの小学校に入りたいんだ! と自分で選んだ道ではありませんので、叱られる意味はイマイチ分からない……。こんなに頑張っているのに褒めてくれない、叱られる……ともなれば精神的に不安定になる子どもも出てくるのです。

いっぽうで幼児教室に通わなくても、合格している子どもたちだっているのも事実です。「小学校受験はご縁」とは、本当によく言ったもので、私は二度しか小学校受験は経験していませんが、どちらを見ていてもその子にその時に必要な道のりが用意されているような気がしました。小学校受験までの道のりが、親として子どもとの関わりを考えるには良くも悪くも、本当に良い経験になったと思っています。

小学校受験が終わった後、次男は一年生の時、軽く登校拒否チックになったことがありました。その時「この子が何か一つ、何でもよいので人より秀でるものを身に着けられると良いな……」と考え模索してきました。

その歳にお稽古をうまく利用すると学校で一目置かれることもあり、お稽古の場でも学校以外の仲間、社会性が身に着き一石二鳥だと気が付きました。

最終的にわが子達は運動系しか続きませんでしたが(強制的に英語も)、ご家庭によっては学童がなくなった後、うまく書道教室などを利用して夏の自由研究にしたり、寺子屋的な塾で宿題を終わらせてもらったり(おやつまでいただいている!)している方もいます。

そんなこんなで、私が今、なんとなく感じていることは、「小学校高学年までが母の腕の見せ所」という事! 小学生のうちにあれこれ体験し教育し注いだ愛情で、その後のわが子の資質が決まっていく、という事。どんなお稽古とか小学校受験したかどうかは関係なく、どうやってお稽古を利用したかが大切だと感じています。当たり前ですがやはり親と子の関わり方がとても大切。

まだまだ私も模索中です……。

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井上留美子 (いのうえるみこ)

1971年東京生まれ、東京育ち。聖マリアンナ医科大学卒業・研修。整形外科学教室入局。長男出産をきっかけに父のクリニックの院長となる。日本整形外科学会整形外科認定医、リハビリ認定医、リウマチ認定医、スポーツ認定医。

 

自分の健康法である笑うことをモットーに予防医学としてのヨガに着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論などを教えている。シニアヨガプログラムも作成し、自身のクリニックと都内整形外科クリニックでヨガ教室を行う。現在は二人の子育てをしながら自身のクリニックにて院長業務を行っている。 


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