83ff63b4 dd52 4c56 91d3 511d0182e08f連載・コラム
2017年08月18日

マンガ:のうげかなう。joy.net支店
第12回 女の敵はオンナ……。女医の処世術とは。

 「看護師は女医に厳しく、男性医師に甘い」「患者から“看護師さん”と間違えられるのがイヤ」などなど、院内で何かと頻発する女医VS看護師の戦い。彼女たちを敵にまわすか味方につけるか、男性脳外科医・赤木先生が女医の処世術を検証。

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第12回 女の敵はオンナ……。女医の処世術。




看護師に好かれる医者、嫌われる医者。
看護師に対して気さくに接する医者、横柄な態度の医者。

看護師さんと医師との人間関係はお互いの性格や仕事ぶりによって様々ですね。

しかし一般的に男性医師に比べて女性医師の方が看護師さん達との間に溝や軋轢を生じやすいようです。

「同じようなミスをしても女医の方が看護師から厳しく怒られるよね」「若い男性医師にすぐ媚びるタイプの看護師いるよね」といったグチは多くの女性医師から聞かれます。

よく言われることではありますが、違う職種の女性同士が一つの職場で働くのはなかなか難しいことなのかもしれません。

そういった現状のなか、脳外科の同期の女性医師から「こないだまで新人いびりされてたのに、いつの間にかお局様扱いされてた」というやや興味深い(?)体験談を聞くことができましたので、マンガに描かせていただきました。



これは脳外科特有の風潮なのかもしれませんが「自分も完璧な診療を目指してベストを尽くしてるんだから、周りに対しても言うべきことは遠慮なく言うよ」というタイプのプライド高めの医師が多いので、若いうちは「生意気なルーキー」、年齢が上がってくると「厳しいベテランの先生」という風に見られがちです。

その原因のひとつが、人間関係の希薄さにあるような気がします。一定規模以上の総合病院の場合、若手医師は1~2年周期で別の病院に、看護師さん達も5~6年以内で院内の別の部署に異動していくことが多く、長期間一緒に働くことが少ないのです。

結果的にひとりの新人医師が徐々に一人前に成長していく様子を看護師さんが見届けてくれることが稀になる。「先生むかしは生意気なだけだったけど、今ではデキるようになったね~」という雪解けのようなシーンがなかなか見られないわけです。

そこに女性同士特有の嫉妬心が絡むと女性の脳外科医はいい意味でも悪い意味でも「孤高の存在」になりやすいのかもしれませんね。最終的には医師個人の性格や資質によるところも大きいとは思いますが……。

といいつつも「看護師さんとうまくいっている女医さん」はいらっしゃいます。私がこれまで見てきた具体例を少し書かせていただきます。

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1.看護師さんへの気遣いがあり、ものの言い方が柔らかい

 

これは私が婦人科で研修していた頃の女性指導医の話です。ある化学療法中の患者さんが夕方に急変し、点滴の大幅な変更や緊急の検査が必要になりました。大量の指示を受ける際に看護師さんが「今からですか…」と露骨にイヤそうな顔をしていたのですが、その女性指導医は「遅い時間にすいません!よろしくお願いします」と深々と頭を下げていました。

 

「急変で仕方なく必要だったのにあの態度はないですよね!」とグチを言う私に対して「看護師は残業の申請が細かくてうるさいし、夕方の引継ぎ時はバタバタしてるからね。人間だしイラッとくるときもあるよ」と諭してくれました。

 

下手に出過ぎでは?という意見もあるでしょうが、相手に対する思いやりは仕事に不可欠。正論だからといって何でもストレートに言わない配慮は、男女関係なく大切ですね。

 

2.職場で敢えて女子力の低さを演出

 

研修医時代の同期の女性医師に、仕事中や病棟の飲み会のときは眼鏡でひっつめ髪で暗めの色のパンツスタイルなのに、研修医同士の飲み会ではばっちりメイクでふわふわした髪で女の子っぽい服装になる人がいました。

 

理由を聞くと、「単純に仕事が忙しいのと、看護師さんに睨まれたくないからというのもある」とのことでした。

格好だけでなく、「料理できない」「オッサンくさい」といった自分のダメな女エピソードを看護師さんの前で積極的に披露するようにしていたそうです。そのおかげか、看護師さん達から「も~先生~ウケる~(笑)」とおもしろキャラ扱いをされて仲良く過ごしていました。

 

作り込まれたキャラに闇を感じましたが、女医さんなりの処世術なのだなと感心してしまいました。

 

医師と看護師との関係づくりには人それぞれ色々なやり方があるでしょう。しかし私の経験上、看護師さんと敵対しても何もいいことはないので、男性・女性問わず看護師さんにはできるだけ優しく気さくに接するようにしましょう。

■作者:赤木 継
某大学病院に勤務する脳神経外科医。2児の父。ライブドアブログ「のうげかなう。」にて、4コマ漫画とエッセイで脳神経外科医の日常を綴っている。 

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