
帰省女医の憂ウツ
【連載マンガ:のうげかなう。joy.net支店 第14回】
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心躍る年末年始・・・とはえ、帰省を前に「ウキウキ」と「ゲンナリ」の間を行き来している先生も多いのではないでしょうか? 脳外科医赤木Drが見た女医の帰省事情とは・・・?
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第14回 帰省女医の憂ウツ
実家への帰省を苦痛に感じていた私の同期の女性医師のエピソードを描きました。
親子代々医師ばかり、親戚も医者だらけという「医者家系」の出身の方がjoy.net読者の皆さんの中にも少なからずいるのではないかと思います。もしくは知り合いの中にそういう家系の医師がいるという方も多いでしょう。医者だらけの家系かどうかは別として純粋に親の職業について言えば、私の大学時代の同級生もだいたい3~4割以上は親が医者だったと思います。
いわゆる医者家系においては、「娘の結婚相手にはぜひ医者を」という親からの圧力がかかる事がしばしばあります。事情を訊いてみると、
・親が開業医なので跡継ぎ要員がほしい
・格差婚で娘の夫がスネてしまい夫婦仲が悪くなるのではと心配している
・単純に娘に経済的に裕福になってほしい
・孫が将来医者になる確率を上げたい
などなど、親側の様々な思惑があるようです。似たようなプレッシャーは医者家系の息子や、医者家系にあって医師以外の職業に就いている娘に対してもしばしばかけられます。
価値観や生き方が多様化している現代においては、親が結婚を急かしたり、結婚相手に関して口出ししたりすることはもはやハラスメントの一種(婚ハラ、マリハラ)と見なされうる行為です。
たしかに結婚する/しない、結婚の時期、結婚の相手などについては、ある程度親と相談はするにしても、最終的には自分で決めるべきですね。
しかし、殆どの親御さんは「普段多忙で顔を見せない子供に年末年始くらいは会いたい」という純粋な想いから「帰ってきなさい」と言っているはずです。それは医者でも医者でなくても同じだと思いますので、もし親御さんが口うるさいタイプであったとしても、皆さんどうか年末年始はゆっくり会いにいってあげてください。
それではよいお年を。
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■作者:赤木 継
某大学病院に勤務する脳神経外科医。2児の父。ライブドアブログ「のうげかなう。」にて、4コマ漫画とエッセイで脳神経外科医の日常を綴っている。
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