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2018年01月25日

「医師国家試験」の思い出 
Vol.1愛と涙の国試対策編

いよいよ2月10日、11日に迫ってきた今年度の医師国家試験。受験生たちの緊張感もピークに達しているこの時期、編集部も日がなtwitterで受験生たちの叫び、嘆き、雄叫びを検索しては、応援の念を送り続けることが日課となっております(暗い)。

奮闘する受験生たちを応援するためにjoynetでできることはないか・・・
大一番を間近に控えた受験生に少しでも息抜きとなれば・・・
先輩たちの数々のエピソードから学びを得てもらえれば・・・

そんな気持ちから「医師国家試験の思い出」アンケートを緊急実施。第1回の今回は、受験対策編として受験勉強にまつわるエピソードを一挙公開いたします。

国試対策はチーム戦!
それは、まさに青春の1ページ

朝から晩まで勉強部屋に缶詰めでもちろん大変だったが、6回生用の棟があり常に仲間が近くにいることは心強かった。勉強部屋に二段ベッドを置いたり本格的なコーヒーメーカーを置いたり、結構充実していた。(泌尿器科)

 

年末年始は自習室に泊まってみんなで年越し。(消化器内科)

国試対策の勉強会グループを作って、チーム戦で乗り切ったという声が多数。大変だけど、心強い。辛いけど、踏ん張れる。1人じゃ出せない底力をひねり出せるのがチームで臨む醍醐味ですね。勉強の合間には、こんな青春の1ページを楽しんだ声も・・・

全てを打ち捨ててグラウンドに6年生皆で繰り出し、ケイドロ大会をした。(一般内科)


集まって勉強していた部屋は某診療科のカンファレンスルーム。勉強生活に疲れると、誰からともなくおでんパーティーかカレーパーティーの話が持ち上がります。大きなガスストーブが部屋の真ん中に鎮座していたので、その上に鍋をかけておでんを煮たりカレーを煮たりしました。(一般内科)

いい大人たち(しかも高偏差値)の本気のケイドロ、「昭和の苦学生か!」とツッコミたくなるストーブおでん。勉強しすぎゆえのハイテンションで、ハタから見れば「目がイッてた」こと間違いなし!ですが、これぞ青春ですね。
「チーム戦」で国試対策に臨むのが大多数とはいえ、一匹狼派の声も寄せられました。

五年生の時は友達と勉強会をしていたけれど、レベルが合わなくて苦痛だったので、六年生になったときに勉強会を抜けて、独学で試験勉強をしていました。トップ1割の成績をキープしていました。ディズニーランドのカウントダウンで年越ししたり、部活動を国家試験1週間前まで続けて、ストレス解消していました。(麻酔科)

つ、つよい。ハートも、マインドも強すぎます。今、麻酔科ってのもなんか頷けちゃう。一方、意にそわず、一匹狼となってしまったケースもあるようで・・・

一緒に勉強会をしていた人達から、後から参加してきた人と意見が合わない私を「あなたは一人でできるから、外れて」と言われた。確かに一人でできるけど、なぜ私がハブられることになるのか、納得いかなかった。(泌尿器科)

変な精神状態への突入は、
国試対策のデフォルト!?

勉強しすぎて、おかしなテンションになったり、いったことのない世界にいってしまうのも、もはや誰もが通る道のようで・・・

ほぼゼミ室にこもっていて、どうでもいいことに笑える変な精神状態だった。少女漫画の雑誌がゼミ室で男女関係なく回し読みされていた。(血液内科)

 

自習室で「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」の物まね選手権が始まって、みんなで笑い泣きしながら異常に盛り上がった。つまり、それほど追いつめられていた。(整形外科)

異常なハイテンションの一方、プレッシャーに押しつぶされそうになってこんなことになってしまった人たちも・・・。

何とかなるでしょ!→やっぱりやばいかも…の無限ループで辛かったです。勉強しながら気づいたらはらはらと涙をこぼしていたこともあり、今思えばかなり病んでいたと思います。(初期研修医)

 

とにかく国家試験に通らなかったら、ただの人どころかプータロー以下だと思っていたので、そのプレッシャーたるやその後のどんなプレッシャーよりもひどかった。今にして思えば強迫性障害の一歩手前でした。(精神科)

 

合格して働くイメージと合格するんだという暗示をかけるために、寝る前に研修医になった自分を想像したり「第○○回国試に合格しました。」と完了形でメモ帳に何度も書き込むなどの自己暗示を繰り返していました。 今思うとちょっと追い込まれていたのかもしれませんが、一定の心理的効果はあり本番では程よい緊張感で落ち着いて臨むことができました。(麻酔科)

\あのころ描いた夢、今の仕事で実現できてますか?/

国試と恋愛の両立は
ドラマ以上に波乱万丈!

受験と恋愛――。小説でもマンガでもドラマでも鉄板テーマですが、国試対策も例外ではないようです。とはいえ、その内容はドラマ以上にドラマチック!!

医学部6年生の時、モラハラ彼氏に引っかかっており、振り回されっぱなし。しょっちゅう、緊急呼び出しがかかっていた。今思えば、初めての彼氏だったもので、完全に周りが見えていなかった。ろくに勉強もせず、恋愛にうつつを抜かし、模試も結果が低迷。一時期は合格が危ぶまれていた。

あまりの惨状を周りに諭され、ついに夏頃に別れを決意。魔法が解けたように勉強が捗り、試験成績もV字回復。無事に国家試験合格となった。今思えばいい思い出だが、恋愛と勉強を両立していた同期たちへの羨望の眼差しは未だ、健在。(呼吸器内科)

 

当時、元カレに大学関連の試験勉強はおんぶにだっこだった私は、元カレと別れて恋愛も勉強もどん底の淵にいました。試験勉強だけは付き合うからと当初は言ってくれていた元カレも、新しい彼女ができてからは相手にしてくれなくなり…新たに一緒に試験勉強する仲間を今更作るわけにもいかず、孤独な戦いになりました。
そんな矢先に、私も他大学に彼氏ができるようになり、やっと二人三脚で試験勉強に立ち向かえるようになったのが国試1か月前…。過去問も年度によっては合格点に届かず、悪夢を見る日が続きましたが、何とか終えることができました。試験日程中は、採点しあう同級生の声に耳をふさぎたくもなりましたが、当時付き合いたてだった他大学の彼氏と3日間連続で会えたのが嬉しく、励みにしながら頑張りました。(科目非開示)


昼ドラのような恋愛模様に翻弄される人もいれば、恋愛以外の自分の「好き」に忠実なこんな人も!

冬のコミックマーケットに国試内科を持って参加、開始までせっせと問題を解いていました。その時の同人誌を持って受験に行きました。今でもその同人誌は、「嘱託産業医の面接試験のお守り」として、活用しております。かなりいい確率でOKが出ます。(産業保健)

国試内科を持って、コミケ当日の怒涛の始発ダッシュしたのかな・・・と想像。しかも、戦利品の同人誌をいまだにお守りにしているとは!! 我が道をいく感じが素敵すぎます。

これ以上ない試練を乗り越えた先生も・・・

国家試験2週間前に父親の胃癌(スキルス)が判明。過去問どおりのバリウム像に呆然としました。そこからは国試そっちのけで手術の段取り。消化管の過去問は見たくもなくなり、浪人を覚悟しました。それまでの貯金で合格しましたが、父親は1年後、研修医のあいだに亡くなりました。(産婦人科)

時に運命は、非情なタイミングでアクシデントを起こすもの。これ以上ない試練を乗り越え、合格をされた先生に尊敬の念を禁じ得ません。

医師国家試験対策に邁進する受験生の皆さま、本当におつかれさまです。インフルエンザも流行している中での受験勉強、くれぐれもお体ご自愛くださいね。品川区大崎より、joynet編集部一同、心より応援しております。

次回は、試験当日のアクシデント&打ち上げ編をお届け予定です! 「国家試験の思い出」アンケートもまだまだ募集中です。

文/岡部聡子

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