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2018年05月18日

痛みを知る自分だからこそ、患者さんに寄り添った治療を追求したい。ゆうメンタルクリニック/銀谷翠先生

都内に数多くのクリニックを展開するゆうメンタルクリニック。精神科の駅近クリニックというと、「時間に追われ、患者さんに寄り添う治療ができないのでは?」との印象を持たれる先生も多いかもしれない。しかし、実はカウンセリングや減薬治療、漢方も含めた患者本位の治療が可能だという。治療をしながら働き続けたいという患者から高い人気を誇る同クリニックで、勤務歴10年を誇る銀谷翠先生に、減薬治療にかけるご自身の思いや、患者に寄り添う精神科医療への取り組みについてお話を伺った。

子どもの頃から将来は精神科医になると決めていたという銀谷先生ですが、なぜ精神科医になろうと思われたのでしょうか?

精神科医は福祉と医療の両面から人を支えることができる職業だからです。

私の出身は全国でも自殺者の多い地域で、子どもながらに深い悩みを抱えた人を、医療で救うことはできないだろうかと考えていました。実は、私の祖父母や両親も、心の問題を抱えている環境で育ちましたので、私自身も辛い体験を人生の中で何度も経験しました。幸い私には手、を差し伸べてくれた恩人がおり、希望通り医学部への入学、卒業を支えてくださいました。
自分が本当に辛いときに、誰かに寄り添ってもらうことで、人はいかに救われるか。私自身が経験したことを、今度は精神科医として皆さんのお役に立てればと考えました。

正直なことをお話しすると、「こんな自分が本当に精神科医になってもいいのか」という葛藤をかつて抱いた時期もありました。しかし、人の痛みがわかる自分だからこそ、苦しんでいる人を救いたい、精神疾患について正面から立ち向かいたいと考え直し、子どもの頃からの希望通り、大学卒業後は精神科医の道に進むことを決めました。

ゆうメンタルクリニックを勤務先と選んだ理由はどこでしょうか?

第一は国内でも実施できる「減薬治療」に正面から取り組めることですね。自分の精神保健指定医と精神科専門医の二つの資格を活かせると思いました。

ともすれば、「減薬治療」は、手間のかかる治療方法として敬遠されがちですが、こちらは、医師の自由裁量を信じて委ねてくれます。私の経験や知識をいかんなく発揮して治療に専念させてくれる環境が整っているのです。クリニックの方から治療方針についての指導などはありません。時間配分や態度など勤務医として最低限のルールくらいはありますが。

私は向精神薬を使い慣れている上、薬について深く学び、早くから減薬治療を成功させてきました。どの薬をどのぐらい使えばどのぐらいの鎮静がかかるのか、その上でどの薬を抜くことができるかを知っているので減薬治療が可能なのです。

減薬治療について

 

1.認知行動療法などのカウンセリング

もともと、ゆうメンタルクリニックは、認知行動療法など丁寧なカウンセリングに実績と定評があります。

 

そこで、重度の精神疾患を抱える患者さんにもカウンセリングを活用しています。カウンセリングで混乱していた心が整理されると、薬を減らしても平気な方も少なくありません。薬である程度症状を軽くしてから認知行動療法を行なうことで、より改善するケースもあり、相乗効果が期待できます

 

また、カウンセラーがカルテに書いてくれたことがヒントになって、医者の気づきにつながることもあります。謙虚に患者さんに向き合うことを可能にしてくれます。常勤スタッフとして臨床心理士を雇用しているので医師と心理士がタッグを組むことが可能な環境なのです。

 

2.漢方を処方

※ 漢方も薬ですが、ここでは漢方と薬とに書き分けています。

 

珍しい漢方でも比較的柔軟に理事長(医師)の方で採用してくれるので、漢方を処方しやすくなり、患者の希望に応じた最善の治療ができています。なるべく薬を飲まないで治療したい方、最初から、漢方を希望される方など、患者様の希望は多種多様です。薬の効果に限界がある方や、薬の副作用が出やすい方にも効果が期待できるのが漢方のメリット。もちろん、薬を使用する方が有効だと判断した場合は、薬も使用します。

 

3.栄養指導

食生活を含め、生活習慣の改善への本人の理解、家族の協力が得られる患者に限り、栄養療法なども治療に取り入れています。実は、栄養療法に力を入れるクリニックでの院長経験もあるのですが、それが活きていると思います。

 

食事で栄養をしっかり取れると薬の効きもよくなり、カウンセリングを取り入れることで症状が改善できれば、薬はさらに減らすことができます。この状態が維持できれば薬を減らしても再発せず、社会復帰を目指すことも可能なのです。

第二は、駅から1分の距離にあることです。実は、脚に痛みがあった時期があり徒歩の距離が短くて助かった経験があります。健康な時は、駅からの距離なんか取り立てて言うほどでもないことと思いますが、あの時は本当にクリニックが駅に近くて良かったと思いました。

第三は、ゆうメンタルクリニックは、できるだけ薬に頼らない治療を10年前から行っており、すでに実績を出していたことです。私が勤務し始めたころは、上野と池袋東口に院があるだけでしたが、この数年間で新宿、渋谷、秋葉原、池袋西口にも院ができていることから、患者さんにその治療法が支持されたのだと思います。

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仕事のやりがいはどこに感じますか?

自分の知識やスキルが、患者さんのお役に立てることがとても嬉しく、医師としてやりがいを感じます。現在は、ゆうメンタルクリニック渋谷院に常勤として勤務しております。渋谷駅から徒歩1分のクリニックということもあり、患者の大多数が会社員です。

患者さんは病気があっても働きたい、あるいは働かなければならない方が多いのが特徴です。皆さん社会復帰を目指す方々ですから、ただ薬を出せばいいという医者は、ここでは求められていません。知的レベルが高い方なので、驚くほどの情報をお持ちの方もいます。

多くの方が薬に頼らない治療を求めているのです。栄養療法などのアドバイスを求められることも少なくありません。そのような患者さんのためには、なるべく治療の選択肢を複数用意して、自分の意思で治療法を決めていただくように心がけています。自分で選択する経験が少ない方が多いのも特徴だと考えますので、最初に、治療法をも自分で決めていただき、治療に主体性をもっていただくことを大切に考えています

私には、何としても治してあげたい気持ちが根底にあります。痛みを知る医者だからこそ、何としてでも治してあげたいと思える。それは医師としての大きな強みだと考えるようになりました。


「辛い経験を乗り越えてきた自分だからこそ、病める人に寄り添える」と話す銀谷先生。

落ち着いて考えると、大きな力によって動かされていたのかなと思うことがあります。不思議なもので、どんなに傷ついても身体は治ろうとするんですよ。

精神科の場合、カウンセリングや栄養、休息、リハビリなど、複数の治療を組み合わせることで回復できる人がまだまだ埋れている気がしてなりません。そういう意味では、まだまだ伸びる領域。個人的には、日本の精神医療の選択肢を広げる教育を医学生のうちからやるべきだと思います。

銀谷 翠先生
秋田県生まれ。NPO法人予防医学・代替医療振興協会学術委員。精神科専門医。精神保健指定医。2003年秋田大学医学部卒業。同年、秋田大学附属病院。その後、複数の病院、クリニックで経験を積み2010年ゆうメンタルクリニックに入職、常勤、非常勤(週4~5日)と働き方を替えながらもゆうメンタルクリニックに現在も勤務中。

\\ゆうメンタルクリニックの医師求人情報//

常勤:渋谷院新宿院上野院池袋東口院池袋西口院大宮院
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