
医師たちの夏休み事情
今年も暑い夏がやってきました。夏と言えば、海、花火、キャンプ、かき氷・・・そして夏休み! 普段、忙しく過ごす医師たちにとっても、日々の疲れを癒しリフレッシュする最高の機会です。とはいえ、夏休み事情は所属する医療機関や役割ごとに随分と異なる模様。そこでjoynetが聞いてみた、ちょっと気になる医師たちの夏休み事情とはいかに!?
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夏休み日数は5日が最多!
ただし、夏には取れない医師が多数という不思議
質問1:夏休みは何日取得予定ですか?(土日は除く)
平日をまるっと休める「5日」が最多の30.2%。5日以上で半数近くという結果に。普段は多忙な医師も、夏休みはきちんと取得できるんだ!と一安心・・・・・・と思いきや、「0日」との涙回答がひっそり1割近くあることも見逃せません。悲壮感漂う声、諦めにも似た声にいたたまれなくなります・・・
連休なんて、医師になってから取ったことない(泌尿器科)
男性常勤医と自分と2人体制。もう1人が夏休みとらないので申し訳なさすぎて自分もとらない。(泌尿器科)
今年もとれない感じです。大学院生ということもあり、当直も多くなかなか大手を振って休むのが難しい状況です。(消化器外科)
質問2:夏休みはいつ取得しますか?
6月 | 2.3% |
7月 | 7.0% |
8月上旬 | 9.3% |
8月中旬 | 11.6% |
8月下旬 | 14.0% |
9月上旬 | 2.3% |
9月中旬 | 7.0% |
9月下旬 | 7.0% |
10月以降 | 20.9% |
夏休みは取れない | 9.3% |
その他 | 9.3% |
夏休みの取得時期を聞いてみるとビックリ。なんと、20.9%が10月以降に取得という結果に。そ、それってもう夏ではないのでは!? 会社員だと「夏休みは6月から9月の間に」と取得期間が定められている場合が多いのですが、医療機関はそのへんゆるっとしているのでしょうか。
医師たちの夏休みの計画2018
それでは、医師たちの2018年夏休みの予定をご紹介! 他人の夏休みの予定を読んでいるだけで、勝手にイメージが広がってウキウキしてきますよ~(中には悲しい夏の予定もありますが。汗)。
まずは、比較的長めに夏休み取得予定の医師たちの声から。
※( )内の日数は、土日を除いた夏休み取得日数です。
主人の住んでいるカナダに行き、そこからハワイへ。ハワイからカナダに帰国し、数日過ごして日本に帰国。(精神科、6日)
2週間あるので1週間は夫とアメリカのディズニーランドへ。もう1週間は母親とドバイで行く予定です。(精神科、2週間)
祖母の初盆で実家に帰省。行きはカーフェリー、帰りは西日本を横断しながらいろいろ巡って帰るつもり。(乳腺外科、5日)
長めの夏休みだと、2つ以上の予定を詰め込んでいる医師が多いのが印象的。1年に1回の貴重なチャンスを「逃してなるものか~!」と前のめりになる姿が見えてくるようです。
一方、休むだけでなく、自己研鑽・勉強に費やされる医師もいるようで・・・
ビーチハウスで家族、友達と過ごす。専門医試験の勉強(救急科、7日以上)
1月の産業医講習会に出席予定(初期研修、5日)
せっかくのお休みも自己成長に繋げようとされる姿勢、さすがです。それにしても「ビーチハウスで家族、友達と過ごす」という1人目の先生、なんだか気負わず肩肘はらない感じが海外っぽいな~と思っていたら、やはりアメリカ在住の先生でした。(編集部は、「アメリカ ビーチハウス」で画像検索してうっとりしちゃいました♡)
ずっといけていなかったハネムーンにヨーロッパに行きます。(科目非開示、5日)
遅れてのハネムーン!!「おあずけ」状態が続いての待ちに待ってのハネムーンなだけに、期待は膨らむばかりなんだろうな。羨ましいです。
家でごろごろ。そしてほぼ毎日ちょっとずつ病院へ。(整形外科、5日)
出かけるだけでなく、無理せず家でごろごろ充電というのも大切ですよね。とはいえ、毎日ちょっとずつ病院へとは・・・頭が下がります!
ちょっと複雑・・・
子持ち女医たちの夏休み事情
隣県のリゾートホテルで2泊3日の家族旅行。子供たちがプール大好きなので、プール三昧の親に優しくない旅行です。正直、年齢的にきつい。(精神科、3日)
家族でディズニーランド。本当は海外に行きたいけど4歳、1歳連れては無謀だと思って諦めた。(産婦人科、4日)
夫の実家に帰省、 近くを観光。小さなこどもがいるので、それで精一杯です。(小児科、4日)
子どもが小さいと、せっかくの夏休みといえども行動が制限されちゃいますよね。編集部も、せっかく子連れで海外まで行ったのにひたすらホテルのプール三昧で「近所の区民プールと変わらないのでは・・・」と落ち込んだことも。別の年に行った海外旅行では帰国後「何が一番楽しかった?」と娘に尋ねると「飛行機で見たクレヨンしんちゃん!」と即答。膝から崩れ落ちました。
とはいえ、子連れ旅行に出かけられるだけまだ恵まれてる? 中には、こんな悲しい子持ち女医たちも・・・
今年は子供の小学校受験。私と夫の夏休みは夏期講習に捧げます。(内科、4日)
子供の学校行事のために消化する予定。年休の一部としてばらけて3日取る。そうでもしないと子供2人の行事に均等に参加できない。(血液内科、3日)
うう・・・おつかれさまです。涙。
で、でも、きっと大丈夫。お子さんが大きくなってくるとこんな楽しみもありますよ~。
コミケ、ワンフェス、コミックシティ。ヲタク三昧の夏休み。息子(中3)と一緒にレッツゴー!受験は、あとで考える。(産業保健、5日)
1日は月曜にとり、8月夏休み中の次男と韓国旅行。3日は、10月連休の時にとり、主人と海外旅行の予定。残りの1日は、週末にくっつけてとり、長男と台湾旅行の予定(時期未定)(内科、5日)
大きくなったお子さんとコミケ、そして海外。どちらも楽しそう♡ 今はお子さんが小さく消化不良な夏休みとなりそうな医師のみなさまも「いつかこんな未来が待っている」と思うと、ワクワクしますね。とはいえ、今だってリフレッシュしたい。そんなときにオススメなのが・・・
家族で韓国へ旅行予定。帰国後は子どもは保育園に送り、自分はのんびりリフレッシュ。(小児科、4日)
こんなささやかなご褒美デーを作るのもいいですよね。美容院、マッサージ、贅沢ランチ・・・妄想が膨らみます。
夏に稼ぐ。マッチョな夏休みを計画する医師も!
お盆休みをとる開業医のところで2日連続日当直をする(産婦人科、3日)
夏休みは稼ぎどき&経験の積みどき。遠方の日当直バイトでガツンと稼ぐ。(内科、5日)
なんてマッチョな夏休み! でも、いつもと違う場所で働くというのはイベント的に楽しかったり、違う視点で医療を見られたりするのかもしれません。中には、家族でリゾート地に向かい、昼は観光、夜は当直なんて医師もいるとか。夏休みを使ってのアルバイトは、お金以上のものも手に入れられるのかも!? joy.netを運営するエムステージ「Dr.アルなび」でも夏休みのスポット勤務案件、多数ですよ~。案件検索はコチラ、ご希望条件に基づくリサーチ依頼はコチラまでどうぞ!
次回は、医師たちの夏休み事情パート2として「夏休み事件簿」をお届けします。海外にいても鳴りやまないコール、まさかの夏休み消失・・・恐怖と悲しみの事件簿をお楽しみに!「夏休み事情」アンケートは、引き続き募集中。こちらより是非ご回答ください。