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2019年01月19日

麻酔科医と献血の素敵な関係/麻酔科医ひつじのワークとライフとその真ん中 ー第31回

麻酔科医は献血好きが多い――そのワケを麻酔科医ひつじ先生が紐解きます。

みなさんは献血したことがありますか?

わたしの場合私の姉が献血好きだったし、大学時代に献血オタクの同級生がいたし、医師になってからも職場にときどき献血マニアがいたりして、わりと身近な場所かなーって思ってたんですけど皆さんはどうでしょうか。

献血時に使われる採血針は17ゲージだそうで(昔きいたところによると)、本来は利き手ではない腕に留置する方が良いのでしょうが、わたしは敢えて利き手の右腕でやってもらいます。なぜなら麻酔をかけるときにマスク換気のマスクをホールドする左腕の方が、バッグを揉む右手よりも力を入れるからです。

献血好き(?)の麻酔科医が数人集まって話すと、『自分が麻酔担当した手術で輸血をいっぱい使うと「いっぱい使ったから献血行かなきゃ」って思う』全員が同意して、別に自分が出血させた訳でもないのになんなんでしょうね、この輸血に対する変な罪悪感は(笑)。更に患者さんに投与する輸血パックを見て、じつは自分の血液だったりしてとわずかに期待するという意見にも皆で納得して盛り上がります。

先日の休みに時間がぽっかり空いたので、『この間のトータルアーチ(の緊急手術)で輸血いっぱい使ったし献血でもするか』と思って献血ルームに行きました。いつも通りお決まりの問診(最近はタッチパネル)に答えていたら、「最近針刺し事故しましたか」という質問に、「あっ!先月、夜中の急患でそういえば針刺ししちゃったんだ!」と思い出したんです。この歳で針刺し事故しちゃったのも情けない話ですが、それをすっかり忘れて献血に行くなんて失敗!

この問診、毎回やんなきゃダメなのかなぁ〜と思っていましたが、質問されてはっと思い出すことってやっぱりあるんですね。結果、献血不可ということでスポーツドリンクだけもらって帰りました。

ちなみに脂っこい料理を食べた後に献血に行くと、白濁した血漿が採取される場合があります。血中コレステロールが原因だそうで輸血に使うことに害はないらしいのですが、やはり献血前は脂っこい料理は控えましょう。

■プロフィール:ひつじ
関東圏の急性期病院で勤務する麻酔科医。卒後13年目の麻酔指導医、集中治療専門医として激務をこなす。一般職の夫と2頭のラブラドールレトリーバーという家族構成。家庭も仕事も両立できるのは、夫の深い理解のおかげと日々感謝。謙虚に仕事に取り組んでいるつもりなのに、何故だかドSキャラ。

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