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2015年11月02日

1日1食!?ドクターのごはん事情
ーー女性医師アンケートで発覚したちょっと切ない食生活

気づけば1日何も食べていなかった!なんてこともよく耳にする医師の貧食生活・・・。世間では高級ワインの香りを楽しんでいるイメージ、実際は階段を駆け上がりながらのゼリー飲料一気飲み。カップラーメンを箱買い、スナック菓子でお腹を満たす白衣の戦士たち。今回は女性医師のちょっとせつない食生活事情を、アンケートを元にお届けします。

とにかく自らの生命維持・・・!

気づけば夜ですよ〜なんて、冗談かと思ったら、「時間がなくて食事なんて二の次」という声のなんと多いことか!

「忙しいと、夜になって、1日まだ何も食べていなかったことに気づくことも。生命維持のため、慌ててゼリー飲料を買いに行ったりした。(眼科)」

 

「忙しいときは、当直用の弁当を食べられるのが深夜0時過ぎ。たまに勝手に誰かに食べられ、食べるものがない時も。上司に訴えたら、医局にカップラーメンの自動販売機が設置された。(小児科)」

カップラーメンがいつでも食べられるのもうれしいんだけど、何か違うような。

「外来先まで10分ほどのタクシーの中で食べたことがあります。(呼吸器科)」

 

「あまりにも忙しくて医局や売店に行く時間もなく、毎日おにぎりを握って白衣のポケットに入れておき、外来の合間や手術室の更衣室で食べてました。(産婦人科)」

 

「研修医時代、病院ロビーで売られていたヤクルトで何とか命をつないでました。二本で80円。病棟へ駆け上がる階段でラッパ飲み。あの時期は、栄養価はさておき、腸内環境は医局一だったはず。(内科)」

日に日に慣れる“ながら喰い”と“早食い”。まわりをみても、同僚も先輩も後輩も、そうやって生命維持をしている。ナースステーションのお菓子が神々しい。

医者の不摂生は食生活が原因

もちろん、不規則な食生活はそのまま健康状態に表れます。中には倒れたという人も。

「ゼリー飲料、水、空気(呑気)を朝食のメニューに・・・。
最後の2つは低血糖で倒れたのでやめました。(麻酔科)」

 

「研修医時代はお金も時間もなく、ちぎりパンと無糖ヨーグルトを1日1回のみ。倒れました。(消化器内科)」

「ほぼ病院内のコンビニで食事を済ませていて、肌が荒れた。(内科)」

食事の内容もさることながら、食事にかける時間も少ない(というかないに等しい)。また、多忙と集中力から、空腹感を感じていないままとりあえず胃袋にエネルギーを放り込む的な食事を続けていれば、正常な感覚も麻痺してしまいます。

食べられるときは考えて食べる

とはいえ、さすがはドクター。科目関わらず、少ない時間でも食べるものには気をつけているようです。アンケートで多かったのが、納豆やヨーグルトなどの発酵食品。

「研修医時代、医局にはごはん・納豆・生卵が常備されていて、朝のカンファレンス前に研修医みんなで卵かけ納豆ご飯を食べていた。(一般内科)」

 

「朝食はヨーグルトにきな粉、黒ごま、ハチミツが定番。早いし、腹持ちもよくて、ヘルシー(と信じている)(形成外科)」

これがドクターにおすすめのワンハンドミールだ!

ここで、Joy.net編集部おすすめの“ながら喰い”メニューをご紹介します。

ポケットおにぎり
作り方)
ラップに1口サイズ(コールに出られるよう、小さめに)のご飯を置き、お好きな具材をいれてまるめる。一度に大量につくって冷凍しておく。必要な量を取り出し、出勤。


※ その日のうちに食べるなら、ラップよりは「おにぎり包みシート」がおすすめ。余分な水分を吸収するので、忘れたころでもおいしく食べられます。

 

冷凍納豆うどん
作り方)
納豆は栄養分を守るためにもできれば自然解凍。
レンジで温めた冷凍うどんに納豆をのせ、めんつゆをぶっかけておしまい。
納豆は買ってきたらパックのまま冷凍庫へ。余裕があれば、じゃこや軽く茹でたオクラをパックの中に忍ばせてまるごと冷凍。

 

冷凍卵
作り方)
買っても賞味期限が切れてしまう玉子。それなら冷凍してしまいましょう。使い方は簡単。冷凍した生卵を常温に戻し、ゆで卵の容量で殻をむきます。まるくなった黄身だけ取り出し、醤油やめんつゆに漬け込み、温かいごはんの上にのせて。漬け込みが面倒ならそのままごはんにのせ、上から醤油を垂らしても。


また、「ひさしぶりに自炊しようと思ったら精米がカビていた(内科)」という声もありましたが、冷凍技を駆使すれば買い物にいく手間も省けます。

お米はペットボトルにいれて冷凍できます(冷蔵が一般的ですが、冷凍も可)。野菜も大抵のものは可能。葉物は硬めに茹でて(またはレンジでチン)から、もやしやきのこ類は生のまま、人参やレンコン、ごぼうは薄切り細切りなど定番料理に合わせた形で切ってから冷凍。菓子パンも開封せずにそのまま冷凍。
賞味期限が切れそうなドレッシングも冷凍してしまいましょう。

水分補給だけでは低血糖症や貧血を引き起こします。集中力の低下もドクターには大問題。食べられるときにはとにかく何か口にする、空腹時にはナッツやチーズなどのタンパク質を含むものをとりあえず食べるなど、ドクターも身体が資本、同僚や患者さんに心配されないように、健康維持につとめましょう。

※女医兼料理家の河埜玲子先生のレシピ本もオススメです。
 忙しい人のための“一品で"栄養バランスが取れるレシピ
 ―女性医師が教える体と心が喜ぶ食事(SBクリエイティブ)

文・ふるたゆうこ


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