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2015年11月11日

みんなどうしてるの? 生理中の外来、オペ、当直・・・
女性医師アンケートで集まった悲鳴たち

男性医師にはなかなか分かってもらえない生理中の勤務。外来中にはお手洗いに行くこともできず、ましてや、オペ中だと手を下ろすこともできない。救急外来に長時間オペ、当直・・・みんなどうやって乗り切ってるのでしょうか。

寒い手術室の中で手も下ろせず・・・

一般的に手術室の温度は低めに設定されているため、生理中はとても過酷な現場です。ちょっとナプキンを替えに・・・なんてことで手を下ろすのも躊躇われる。出血が多いときには脳貧血を起こすことも少なくないようです。

「手術室は生理痛もひどく感じるし、長時間立っての手術で脳貧血を起こしたこともあった。(産婦人科)」

 

「長時間オペだとナプキンを換えにいくタイミングがなくて困った。ロキソニンを忘れた時は冷や汗流しながら耐えた。目の前に局麻や鎮痛剤、麻薬があるのに使えないというのが精神的に辛かった。(麻酔科)」

 

「検査室の冷房がキツくて、とにかく生理痛が辛かった。男性医師ばかりだし、訴えるのもどうかと思ったので、真夏でもカイロ必携。(内科)」

みんなどうしてる?生理痛、当直・・・

生理痛がひどい人は毎月、冷や汗を流しながらとにかく耐える生活です。

「痛みに耐えて外来をしていた。生理痛なので、具合が悪いとも言えず、何も言わずに勤務した。(眼科)」

 

「生理期間だけでなく、その前の一週間はむくみや体のだるさがひどく、1ヶ月の半分は本調子ではない。理由が理由なだけに何も言えない。症状がつらいピークの時の当直は死ぬほどつらい。(消化器内科)」

 

「毎日いつになったら帰れるかわからない勤務なので、ロッカーには夜用の巨大ナプキン、巨大タンポン、そしてロキソニンボルタレン坐薬のストック。(内科)」

 

「生理中の当直は最悪。当直室のベッドを汚さないように、お産用の防水シーツを敷いて寝ます。(産婦人科)」

 

「気付いたら、オペ着に赤しみが。(泌尿器科)」

オペ着に関してはコメントが多く、ズボンが汚れないか気になって落ち着かない、お尻にシミがついているのを指摘された、生理中はいつもエンジ色を着ているなど、気がかりな様子が伺えました。

中には、月経カップや低用量ピルの服用で、少し楽になったという人もいました。月経カップは日本ではあまり見かけませんが、海外ではタンポンよりも安全性が高いと評価されています。長時間(12時間まで)使用でき、自分の経血の状態も確かめられるというメリットも。女性医師には心強い味方になるかもしれません。

生理休暇はとれるの?

生理休暇・・・そういえばそんなものがあったか・・・。労働基準法でも認められているので制度としてはあると思いますが、取得の実態は限りなくないに等しいでしょう。生理は病気ではないという認識で通っているはずです。特に、生理が比較的軽い人や男性からは理解されにくいものです。それよりなにより、代わりがいないので生理が理由で休むのは躊躇われます。

一般の企業でも生理休暇の取得率は低く、理由として申請しづらいことがあげられています。でも、みなさんはドクターですから、症状説明も、業務への支障範囲も的確にできます。どうしてもというときは、まる1日ではなくても、少しでも身体を休めるような体制を求めるのも大切なことだと思います。

今回のアンケートで、生理がどうしても辛いときはどう対処するのかを聞いたところ、「鎮痛剤に頼る」「低用量ピルを服用している」「とにかく耐える」という意見がほとんどで、生理休暇を取ると回答した人はいませんでした。

無理しすぎずに、まわりの女性を味方につけて

冷や汗を流しながら診断されても、患者さんも落ち着きません。

「トイレに行く間5分間、外来待ってもらっていいですか?」「10分間横になっていいですか?」「鎮痛剤飲んできていいですか?」など、具体的な時間や行動を示しながら「いいよ、大丈夫?」と言ってもらえるような声がけにしたり、子宮内膜症など疾患がある人や、特に生理が大変な人は、自分のコンデションをまわりにそれとなく伝えてみてもいいでしょう。

生理の症状は個人差ありますが、みんな困難はあります。同じ女性を味方につけて、無理のない働き方をしてほしいものです。

文・ふるたゆうこ


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