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2015年11月27日

今思い返しても背筋が凍る、
研修医時代のピンチ、怖かった出来事。

好評を博している研修医時代のエピソード集の第3弾です。今回はドクターなら誰しもが経験したはずのインターン時代のピンチ、怖かった出来事を集めました。joy.netパートナーの女性医師たちのアンケート結果から浮き彫りになった「今だから言える失敗や力不足」を公開。これらの経験があったからこそ、現在の“頼れる医師”の姿があるのです。

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戦々恐々の思いで飛び込んだ現場は、寿命が縮む恐ろしさ。

学生時代に医療の知識や理屈を頭に叩き込んであっても、患者さんの変化を目の当たりにすると、頭が真っ白で何もできないという、パニック状態になることが多いのが現実です。

「担当の患者さんが目の前でCPA(心肺停止)になった際、何回も訓練しているはずなのに、初めて目にした時は自分の心臓が止まるかと思いました」(消化器内科)

 

「麻酔をかけている最中に血圧が下がりすぎた時などは本当に怖かった。なんとか回復させようと頑張りすぎて、上司への報告が遅れた。患者さんには影響がなかったが、あとで指導医にこっぴどく叱られた。その患者さんが退院するまで、気になって何度も見に行った」(非公開)

 

「妊娠していると自覚していない女性の子宮外妊娠で怖いことがありました。女性を診たら妊娠を疑えと言いますが、その一件で本当だなと実感しました」(健診ドック)

えっ、ドクターは私だけ!? ひとりでどうすれば……。

アンケートで多かったのは「ひとりになるのが怖い」というコメント。深夜の当直など、自分ひとりの時に適格な判断、対処ができるかどうか。そのプレッシャーが耐えがたい重責となってのしかかります。

「術後の患者さんの状態が悪化し、突然大出血をしました。私が馬乗りになって必死に圧迫をしましたが、先輩が来るまで本当に長い時間に感じられました」(耳鼻咽喉科)

 

「休日、病棟に医師が自分しかいない状態で、患者さんが急変し心肺蘇生した。学生時代に勉強したつもりでも、実際に自分が蘇生のリーダーとなるのは怖かった」(麻酔科)

 

「研修2年目になるとER当直は自分ひとりなので、怖かった。軽い腹痛を訴える若い女性の患者さんが夜中に来院。歩けていたので自宅に帰ってもらったら翌朝また受診にいらっしゃった。診察結果は尿管結石。自分の診断能力の甘さを思い知らされ悔しかった。これが命に関わる病気だったらと思うとゾッとした」(放射線科)

「自分は未熟すぎる」と打ちのめされる瞬間。

「研修医だからできなくて当たり前」は通用せず、インターンといえども現場では、れっきとしたドクター。研修医たちは壁に何度もぶつかりながら、その経験が血となり肉となり、たくましくなっていくのです。

「真夜中に急変があってCPR(心肺蘇生)になった患者さんを担当した時。研修医1年目の4月で挿管なんてしたことなくて、泣きそうになっていたら、看護リーダーに「今は先生しか助けられる人いないんだよ!がんばって!」と言われ、無我夢中で処置をした。今でもあの時の手の震えを思い出すことがある」(消化器科)

 

「指導医がいない時に悪性腫瘍の患者さんが危篤になり、ご家族の方に“あなたじゃダメ”と言われたこと。事実だけに辛かった」(小児科)

 

「人工呼吸器を付け生きるか死ぬかの状態の患者さんの治療を担当した時は、生命に関わる医師の仕事の責任に重さに耐えかね、私にはこの仕事は向いてないのではないかと悩んだこともありました」(内科)

 

「若い女性の患者さんからどうしても年末年始に自宅に帰りたい、と言われ、上司との相談の上で許可しました。しかし病院に戻ってきてから状態が悪化し、亡くなってしまいました。帰宅を許可したことを後悔しましたが、ご本人の気持ちを考えると家に戻してあげたかった思いもあり……。難しい選択だったと今でも思います」(内科)

 

  • 傍若無人な扱いに思う「これってイジメ?」。

愛のムチなのか、ストレスのはけ口なのか、担当指導医の当たりはずれはあるようです。口答えは無用、耐えるしかないという試練は、研修医が味わなければならない鉄則!?

「研修で最初にまわった消化器内科で適当すぎるオーベン(指導医)についた時。“俺が研修医の頃は休みなんてなかった”と毎日オンコールで呼び出されました。病棟患者さんの担当を丸投げされ、不眠不休で働かされているのに“お前が男だったら消化器入れって言うんだけどなー(=女なんていらない)”と暴言を浴びせられ精神的に参りました」(麻酔科) 

「女医はただでさえ、看護師さん扱いする患者さん多いが、加えて研修医という肩書きで患者さんに説明すると、全く聞き耳持ってもらえず“上の医者呼んでこい!”と怒鳴られたこともあった」というエピソードも。

避けて通れない「最期」に直面する辛さ。

病院は死と隣り合わせの場所。患者さんの命の灯が消える瞬間に動揺するのは、当然のことと言えます。ベテラン医師になると表情ひとつ変えない方が多くなりますが、心の内は研修時代と変わらない、後悔と悲しみの嵐がおこっているのかもしれません。

「初めての看取り。とても悲しく大泣きしたが他の医師たちは平然としていたのが衝撃的だった」(呼吸器科)

 

「救急外来に運ばれてきた双子を妊娠されている女性の心肺停止症例。3人の命を同時に亡くしたこと。医者の仕事は、その人の生きる力を少しお手伝い出来るに過ぎない、と改めて感じました」(麻酔科)

 

「入局して1ヶ月目に医局で持ち回りの寝当直のバイトにはじめて行った際、いきなり昏睡状態の患者さんが救急搬送されてきた。かなりの重症のため救急病院に送ろうとしたらそのまま患者さんが亡くなってしまった。患者さんの家族に“一生懸命処置してくれてありがとうございました”とお礼まで言われたが、自分の無力さを痛感して号泣してしまった」(消化器内科)

 

「救急で運ばれてきた患者さんが、CT台で大動脈解離をおこしショック状態におちいり、そのまま亡くなられてしまった。その方は遊園地からの帰り途中だった……」(内科)

「急変がとにかく怖かった」という声も多数あり、死の恐ろしさに対して冷静になるまでには時間がかかるようです。

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